紅い涙 53 (苦悩) | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







翔さんは、なんで俺にお土産なんて持ってきたんだろう?

だってそんなに親しくしてたわけじゃないのに……



でも、美味しそうな焼酎。

ちょっと嬉しい。



翔さんが来る前に少し片付けて

テーブルに俺の釣ったアジの刺身と塩焼を並べ

お酒の用意をした。

待ってる間なぜかドキドキが止まらない。



"ピンポーン"

"ワンワン ワンワン"

「来た来た。」

『いらっしゃい』

ドアを開けると"さとし"が俺に飛びついて尻尾を振る。

『"さとし"………よしよし…あはは。』

嬉しくて俺の顔を嘗め回す。

『こら、"さとし"やめろ!ほら………

もー……智さんすみません。』

先程のスーツからラフな格好に着替えて

やって来た。


翔さんがリードを引っ張るけどお構い無しにはしゃぐ""さとし"。

どうしてこんなに俺になついてるんだろう………?

名前が同じだから?………不思議。


『さあ………入って』

と、俺は家に招き入れた。

リードを外された"さとし"はよろこんで俺たちより前に走っていく。

『もー…こら!!"さとし"

いい子にしてなさい!』

翔さんが一生懸命に制する。



俺は可笑しくなった。

"さとし" "さとし"と言われるたびに

俺が呼ばれてる気分。

『フフフッ………俺、父ちゃんに怒られてる気分がする。』

と、笑った。






『え?これ智さんが釣って捌いたの?』

と、テーブルの料理を見て翔さんが感動してた。

『どうぞ召し上がれ』

と、お箸を手渡した。

『すごいなー。俺なんて得意料理は麦茶しかないもん。』

『えー。麦茶って料理って言わなくない』

『そう?』

あじの刺身を箸で摘まみ口に入れて

『わー。うまーい。

超幸せなんですけど………』

と、喜ぶ翔さんがかわいい。



『あっ。そう言えば…………

ナメローも作ったんだ。

食べれる?』


『えー。ナメローも作れるの?

俺、ナメロー大好きなんですよ。』

キッチンから持って来て翔くんに差し出した。

『はい。』

一口食べてまた

『超うまい。感動………』

と、翔さんが目を瞑って言うから、嬉しくなった。

俺が釣って捌いたものを

人がうまいって言ってくれるのが嬉しかった。

『翔さんの持ってきた焼酎も美味しいね。』

だから、お酒も進む。

『智さん、いい嫁さんになるよ。』

『なんだよ嫁さんって……フフフ』

『いや。俺が嫁さんに欲しい。

もう………結婚してください。』

と、冗談を言う。

『何言ってんの。

翔さんみたいなイケメン選り取りみどりでしょが。』

『な、ことないよ。

出会いがないもん』

『えー。テレビ局なら女優さんとかアイドルとかいるでしょ。

出会いなんていっぱいありそうじゃない。』


『うーん………女は怖いよ。

表では綺麗にして優しそうだけど………』

『ふーん。

俺なんかよりずっともてるだろうにな………

俺なんてチンチクリンだし、細いし………』

『ぷっ……はは……チンチクリンって………

久しぶりに聞いた言葉。

でも、智さんは芸術家だから才能に惚れる人もいるでしょ。』

『え?』

なんで?

なんで翔さんが俺の仕事知ってるの?

『智さんの部屋はやっぱり画家さんだけあるね。

入った時から絵の具の臭いがした。』

『俺…………

翔さんに話したっけ?

俺の仕事の事………』