紅い涙 44 (対決) | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





古いビルの屋上に無理矢理、連れて来られた。


俺には、もう抵抗する気力も残ってなかった。



「このまま……俺は……遼に………殺されるんだ。」


「今度は…………智さんの番だよ。」

と言う、その言葉が甦る。



強引に俺は腕を引っ張られ、遼の胸に倒れかかった。

遼は俺をギュッと抱き締めて

『俺の智さん…………俺の……………

……智…………もう俺のものだ………………

誰にも…………渡さない…………渡さない。』

と、耳許で囁く。



俺の背筋を冷たいものが走る。


狂気だ。


追い詰められた遼は何をするかわからない。


顎をクイッと持ち上げると遼の唇が俺の唇に付けられた。


気持ちが悪い。


気持ちが悪い…………。


拒むことも許されず


俺の口の中にエイリアンが入ってくる………

エイリアンの唾液が俺の体の中に入ってきて内側から侵食していく感じがして吐き気がする。


息苦しい…………

苦しい…………


遼の体重がのし掛かってきて、後ろに倒れていく。


「こんなとこで…………

俺はまた……犯されるんだ………」


俺の上に跨がり、ニヤリと笑って


『俺が、隠れている間………

どうしてたと思う?


ずっとこれを観てたよ。』

と、俺の目の前に携帯を出して見せた。


『あ…………』



俺が……………


『あっ………あ………』


あの日がフラッシュバックする。


レイプされ刺された事を……………




俺の体がガタガタと震え出した。


『……怖い?

怖いの?

こんなに愛してるのに…………』


と、遼が覆い被さって抱き締める。



………そうだ。いつも潤君が俺を抱き締めて、

「思い出すな。」と暗示をかけていてくれたことを思い出した。




今、震える俺の体の上で

遼が俺の体を十字架に張り付ける。




俺は両手を広げて横たわる。




これからなされることを見たくも、感じたくもない。

だから、ギュッと目を瞑る。








俺の素肌に蛇が絡まり、ナメクジが這い回る。



こんなところで叫んでも、誰にも聞こえないし

誰にも見つからない。



俺の目に絶望の涙が溢れる。






"ドカッ"

『調子に乗ってんなよ。』

と、声がして



俺の体から、のしかかる重みがとれた。