紅い涙 31 (忘却) | 嵐のS君妄想小説(BL)

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それから一週間後においらは退院した。



久しぶりに潤君の車で事務所に向かう。

『あーあ。一度は釣りしたかったな………』

車窓から外の景色を見ながら言った。

外は輝きと光りに満ちていって暖かい。

うっとりしながら空を眺めた。


『もー。そればっかじゃん。』

呆れた声を出して潤君が答える。

『わかってるけどさ。

うふふ……言ってみただけ………

俺さ、マグロ釣って皆で食べたいんだもん。

美味しいよ。』

『ハイハイ。わかったから………

仕事しましょうね。』

『チェッ』

俺は不貞腐れたふりをすると、潤君は笑ってた。








智は、頭の中から遼の存在と、あの日だけを消し去ったようで、俺の前でよく笑う。

俺は智が笑うたびに

「思い出すな」と、心の中で念じるようになっていた。

何事もなく1日1日が過ぎ…………


パトロールしてくれる警察も

少しづつ回数が減っていった。





そんな中、世間を騒がす事件が起きた。

"公園で、死体発見" という新聞の文字。