紅い涙 27 (傷痕) | 嵐のS君妄想小説(BL)

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そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
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『それって…………』


母の話を聞いて俺は言葉を失った。


『許せない…………はずだ………

…………なんで………

…………教えてくれなかったの?』



『………………』

そうだよね。

報道関係のキャスターをしてる俺の家族に指名手配がいるなんて…………言えないよな。


あの人にそんな事があったなんて…………知らなかった。


俺が呼び止めた時に、

確かに背中が震えてた……………

俺の声と遼の声は兄弟だけあって似てると言われる。

だから…………怯えてたのかもしれない。


智さんの受けた屈辱と痛みと苦しみを思うと

胸が痛い。

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

どうしたら償えるだろう…………

どうしたら癒してあげれるだろう…………

どうしたら……………











智は、あれから目を覚ますことなく5日目を迎えた。

たまにうっすらと目を開けて、起きたかと思うと

涙をツーと一筋こぼしてまた眠る。

そんなことを繰り返していた。

病院に運ばれ緊急手術が行われ

無事に終った………というのに………




「なんで起きないんだろう?」

智の髪を、頬を優しく撫でる。

「このまま目覚めないほうが……今はいいのか………」

肉体的な傷が癒されるまで………は………


智が目覚めない間にニノの病院にも行った。

ニノも命の危険は去り

少しづつ回復している。


後は、逃亡したあの男が何をするかだ。



今度こそ俺が守ってやるから…………