「智さん、智さん…………
ほら、やっぱり……………俺だけでしょ…
あなたを…………守れるのは………」
『やめろ………
やめろ!!』
ハア…ハア……
俺は、悪夢から吐き出されるように目が覚めた。
全身に汗をかき濡れている。
いつから…………
こんなに怯える毎日を送るようになったんだろう。
自由を奪われて……
仲間にも迷惑をかけて………
最初はいい奴だった
スポーツしてるだけあって男らしい
小柄で華奢で、よく女の子みたいと言われる俺にとっては羨まし体格にで、
話す事も、俺の知らない世界の話で興味深かった。
ただそれだけだったのに…………
何がいけなかったんだろう………
かと言って、
今までに何かされたわけでもないよな。
毎日来るからウザくなっただけ………
……………だよな。
なんか考えてるうちに
俺たちが過剰に反応し過ぎてるだけじゃないかと思えてきた。
もう怯えたり、隠れたりはやめよう。
俺たちは何も悪いことしたわけじゃない。
堂々としてよう。
遼が来たならちゃんと話し合えばいい。
俺は真夜中のベットの中で………そう考えるようになっていた。
『智、どこいくの?』
事務所を出ようとしてニノに声を掛けられた。
『コンビニ………』
『ばかっ。何考えてるんだよ。』
『もうさー。怯えるのはやめようと思って』
『遼がいたらどうすんの?』
『いいんだよ。
そしたらちゃんと話し合う。』
『智は、甘いんだよ。
相手は普通じゃないんだよ。』
『普通じゃないってなんだよ。
話し合えば分かりにあえるって…………
もう、怯えて何もできないのは嫌だ。
コンビニぐらい行きたい。』
『わかった。じゃー俺も行く。』