智の優しさが俺を癒して、
頑なな心が溶けていく。
緊張感が薄れたのか俺のお腹がなってしまった。
『お腹……すいたね。』
と、俺を見て智が微笑んだ。
それから二人で下に下りて
智のかーちゃんが作りおきしてたカレーを温めて食べた。
『ごめん。こんなもんしかなくて。』
『いいよ。
智のかーちゃんのカレー久しぶりで嬉しい。』
「人んちのカレーって美味しいよなー」って思いながら頬張った。
『ニノんちなんか新年早々凄いの食べてそうじゃん』
『いやいや。
俺、あんまおせちとか好きじゃないし。』
などと言いながらペロッと平らげた。
智が皿を洗っているうちに
TVを着けたら新年恒例のお笑い番組をやっていて
芸人さんのネタが面白くて
俺は久しぶりにおかしくて笑っていた。
洗い終わって智が隣に座ってきて
ソファーに肩を寄せて寄り添い見ていたのに
智が肩に手を回して来て
『TV見に来たんだっけ?』
と俺を覗き混んでキスをしてきた。
俺も智に手を回し、そのキスに答える。
TVから笑い声や叫び声が聞こえてくるのに
俺達の耳にはお互いの息遣いしか聞こえない。
チュッと一際大きく口付けして離れ。
『………落ち着かなくね?』
と俺が言う。
『うん。………部屋行こ。』
二人で手を繋いで二階に上がって
ベットにダ~イブ。
『フフフ………』
智が顔を背けて笑った。
『何が可笑しいのよ。』
ちょっとムッとして聞いてみると
『だって………さっきまで
別れる別れるって騒いでたのにさ』
『もーいいよ。その話は……』
智の顔をこちらに向けさせて
『智は………浮気はしないんでしょ。』
と目を見詰めて確認すると
『うん。』
と答え瞼を閉じた。
俺が唇を重ねる。
『もう、………俺だけってぐらい抱いてやる。』
『フフッ。やっぱり……俺が抱かれる方なんだ。』
顔を横にして赤くなって笑ってる。
『あたりまえでしょ……』
と、智のほっぺにチュッとした。
『………まっ、いいか………
ニノのこと好きだから………許す。』
智が両腕を俺の首に回してきた。
目を合わせると自然にお互いが近づき唇を合わせる。