大宮物語 忘れられない 20 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





雪の降る中をトボトボ歩いた。

もうとっくに朝日は昇ってるはずなのに
空は薄暗くどんよりとしていて重苦しい。

まるで俺の心みたいだ。

「新年早々……失恋かっ。ダサっ」

その上、車にビシャと泥水を掛けられ

まさに踏んだり蹴ったり。

寒いし、悲しいし、悔しいし、
悲しいし……悲しいし……

俺の足がまた止まった。

だって………

だって………






『………ニノ…………ニノ……』

と後ろから抱き締められた。

智が後を追って来たんだ。

『ニノの………

本心じゃないことぐらい、わかってる……』

『ばか。有名人がなにしてんだよ。

誰かに見つかったら大変だぞ。離せよ。』

俺が智の腕を払い除けようとするのに

より力強く抱きすくめられる。

『俺、絶体に別れないからね。

ニノ以外の人を好きになんてならないから。

大丈夫だから。信じて。』

と、俺の腕を掴んでまた、智の家に向かった。

『ばかじゃないの。

本当ばかじゃないの?』

俺は何度も何度も呟いた。

自分になのか、智になのかわからないけど。









玄関に入った途端に智が覆い被さってきて

俺を抱き締めるから体を捩って拒否った。

『親、居んだろ。止めろ!』

『…………居ないよ。

昨日からじいちゃん家に泊まりに行ってる。』

『あーあ………そう言うこと……

最後にやらせてくれるんだ』

俺はどんだけひねくれ者なんだこんなに言い方しか出来ないなんて………。

智が黙って二階に上がって行く。

その後を追って俺も上がった。