いつの間にか太陽は上り朝を迎えた。
俺の腕の中で智くんが寝息をたてている。
夢のような時間だった。
まさかこんな日が来るなんて思ってもみなかった。
でも、目が覚めてしまったら忘れるんだ。
それが約束………
俺は、俺が利用した相葉君と
ちゃんと向き合わなければ……前には進めない。
『愛しい愛しい智くん……ごめんね。』
と最後のキスを落とした。
おいらは微睡みの中にいた。
うっすらと翔ちゃんの姿が近づき
おいらの唇に触れる。
「翔ちゃん、おいらも大好き」
と呟いたけど声にはならなかった。
ベットの軋む音がしておいらの身体から離れていった。
離れたくないのに声も身体も動けない…………
そしてまた瞼が閉じてしまった。
…………再び目が覚めると太陽はすっかり上りきり
部屋を明るく照し時計を見ると10時を回っていた。
『うそー。不味いでしょ………』
今日は1時にはスタジオに入らなければいけない……
なのに、体に異様な痛みが走る。
堪えてベットから立ち上がるとそのままベシャと崩れ堕ちた。
『うそー。腰が立たない………』
ふっと横を見るとおいらの服が綺麗に畳まれていて
真新しい下着と一枚のメモがあった。
「おはよう、智くん。
身体大丈夫?
無理をさせてごめんね。
一応身体は拭いておいたけどシャワー浴びてね。
俺は先に出るので鍵は後で………ね。
じゃあ、後で…」
そうか翔ちゃん出かけたのか。
おいらはゆっくり立ち上がると脚に何かが伝い落ちた。
それはおいらが翔ちゃんと繋がっていた証し……
翔ちゃんと約束したもんね。
今日のことはおいら忘れるから。