君のそばで 70 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。

「それでは、
これより『嵐』のリーダー大野智さんをお呼びいたします。」

司会者の紹介で智くんは舞台に上って
正面で深々と頭を下げて席に座った。



新聞に大きく智くんの病気の事や
「嵐」の内情が、有ること無いこと書かれ
俺と智くんの関係など………
世間の騒ぎを沈めるためにと
当の本人が記者会見にのぞむといい出して
今に至ってる。

『……翔くん。
そんなに心配しないで。
大丈夫……
大丈夫だから………
おいら、翔くんやメンバーがいてくれたら
それだけで何を言われても耐えられるから。』

そう言って智くんは覚束ない脚を杖で支えながら舞台に上がって行った。

おれは側について守ってあげたかった。
口下手なあなたが記者達の餌食になるかと思うと
いてもたってもいられない。

そんな俺を智くんが宥めて
台には上がらずとも一緒に居るからと舞台袖に隠れて見守った。


『本日はお忙しい中、お集まりいただき
ありがとうございます。
ご存知のことと思いますが………』

と智くんが話始めた。


案の定、酷い質問が飛ぶ。

「くそー」俺が側で智くんを守ってあげたい。
でも、見守るしかできない俺。
力いっぱい拳を握りしめた。

すると誰かが優しく俺の拳を手で包んだ


「えー?
誰?」

俺が横を見るとメンバーがいた。

そして、ニノが俺の手を握っていた

メンバーが心配そうに智くんの様子を伺っている。

彼らもいてもたてもいられなかったんだ。



会見では沢山の質問が飛びかう。


「で、大野さんはこの病気の一般的な寿命をご存知なんですか?」

とある記者が質問してきた。


「一般的な寿命…………?」
俺は一瞬心臓が止まった。
が、次の返答に俺の目の前は真っ暗になった。



『はい。
……あと4年……と告げられています。』


まさかでしょ。
うそでしょ。智くん自分で知ってたんだ。

俺の手を握っていたニノの手に力が籠る。

記者の質問は続き

「芸能界にいることで
4年の寿命が更に短くなる
可能性もあるじゃないですか?」


「それでも戻って惨めな姿を晒すんですか?」

「治療に専念した方がいいとは思いませんか?」

「メンバーの方と同居されているとも聞いています
その方に迷惑がかからないんですか?」

「櫻井さんと同居されてるって本当ですか?
同居ではなく同棲なんじゃないですか」






智くんはゆっくりと口を開き語り始めた。

『みなさんのおっしゃる事は当然な事と思います。
確かに一度はこの世界から姿を消し、
やっと世間も落ち着いたのに……今更ですよね。

自分に何が出来るのか、
何が残ってるのか
私にはわかりません。
大体「嵐」を続けるなんて無理ですよね。

一度はただ静かに死を待つのもいいかと思い
「嵐」を捨て、ひっそりと隠れていました。
でも、メンバーの事を忘れられず、
私の一部なんだと気づきました。
彼らが私を見つけて迎えに来てくれたとき
嬉しかったんです。
「踊れなくとも歌えるじゃない。」と言われた時
私の心に希望が生まれました。
私に希望をください。
生きていた証を刻まさせてください。

メンバーの皆には本当に迷惑をかけ
私の我儘で今は櫻井翔と同居しています。
彼らの優しさを利用させてもらってるんであって
一部の記事にあるようなことはありません。
嵐は私にとって家族であり家族以上のものなんです。

行けるとこまで行こうと話し合
この先なにがあるのかわかりませんが
温かく見守ってください。』

と智くんが深々と頭を下げた。