皆で食事のあと片付けをして、
リビングに戻ると
相葉ちゃんが智くんの絵を取りジーっと眺めてる。
「智の絵には嵐に対する愛がいっぱい」と
お母さんが言ってたと思い出して俺も絵をとって眺めてみた。
俺はあんまり芸術センスがないからよくわからないけど、綺麗な風景画。
油絵かなーっ。
近づけてみたり、遠ざけてみたり、横にしたり縦にしたり。
そこに席を外していた智くんが戻ってきてた。
『何勝手に見てんのさ?
恥ずいからやめろ。』
と取られてしまった。
『もー相葉ちゃんも……』
と取られる瞬間
『あーあ。わかった。』
と相葉ちゃんがデカイ声でケタケタ笑って
『見て見て』
と翔くんの所に持って行く。
『あー、相葉ちゃん。
うそでしょ。待って。』
智くんが制するより早く相葉ちゃんが翔くんに絵を見せた。
『……………』
翔くんが言葉を無くして智くんを見ると智くんが俯いた。
『ほら。』
相葉ちゃんが持っていた絵を逆さに見せて、指を指した。
智くんお得意の線の細いタッチの絵。
指を指した箇所は本当に小さくて一見しただけじゃわからない。
全体図としては変なオッサン。
でも、そこには翔くんがいた。
翔くんが笑ってる。
『待って、ここ。』
翔くんが違う方を指す。
『あー!この眉毛……松潤じゃね?』
『ほんとだー。
凄い。』
『じゃー俺は俺は。』
『ここにいた。にの。』
なんか ウォーリイを探せになってるし。
『アハハ、皆いんじゃん。』
『ほんとだ。』
4人が自然と智くんの所に集まる。
『リーダー。大好き』
ニノが智くんに抱きついた。
智くんが恥ずかしそうに、ニノの肩に顔を埋めた。
『ねえ。
そのスケッチブックも見せてよ。』
とニノがソファの脇においてあるスケッチブックに手を伸ばした。
『これはだめ!!』
と言うもののすでに手早いニノの手に…それはあって。
スケッチブックを俺に渡して智くんを抱き締めながら押さえつけた。
『ばか。
見んなよ。』
『そんなこと言わずに…ねえ。
早く開けちゃってくださいよ。』
智くんを宥めながら、急き立てる。
『ごめん。智くん。』
パラパラと何枚もの画用紙が散らばった。