おいらは翔くんの部屋に来ていた。
貰っていた合鍵で部屋に入る。
忙しかったんであろうことは部屋の様子を見ればよくわかる。
飲みかけだったり、空だったりするペットボトルがテーブルの上に幾つも置いてあり、お弁当の容器が流し台に投げてある。
脱ぎっぱなしの服。
読みっぱなしの新聞。
おいらは一つ一つ片付けていく。
『そろそろ終わったかな…。』
携帯を取りだし着信履歴に目をやる。
何度も何度もメールや電話をくれてたのに
ずーっと出ることが出来なかった。
『心配してくれたのにね。ごめんね。』
と呟くと携帯を握りしめ、彼に電話をかける。
~♪♪♪~
『智くん、今どこ?』
翔くんの大きな声に驚く。
『………えっと、……あの……翔くん家』
そう言うと翔くんは急いで帰って来ると言った。
翔くんが帰って来たらいっぱい、いっぱい笑おう。
大丈夫。
おいらは上手にやれる。
翔くんとの大事な時間を………