ワンダァカフェ
京都の嵐電・妙心寺駅からすぐにある町屋風のカフェ、それがワンダァカフェである。
店内に入った瞬間、店の中から流れてくるいつもと違う空気に包まれる。
なんとなく懐かしい空気。
なぜこんなに懐かしいのだろうと、店内を見渡す。
古いふりこの時計
壁に並ぶブリキのおもちゃ
昔のキャラクターたち
駄菓子の入っていた大きなビン
味のある小柄な桐ダンス
レトロなテーブル
それぞれがやさしい白熱球の光に照らされている。
『懐かしく感じるのはこのせいか』と自分の中で納得する。
このカフェは人の良さそうな夫婦によって営まれている。
店内を埋め尽くすレトロなものの数々は
レトロ好きなご主人によって集められたものだそう。
ご主人は京都の文化を愛し、京都の寺社からラーメンまで知識は底を尽きない。
このマスターと話をしていると、いつの間にか京都の魅力にとりつかれ
ついつい京都散策に出かけたくなってしまう。
かなり魅力的な人だ。
ここのおススメメニューは、何といっても特製ピラフだろう。
このピラフ・・・とにかく具材の種類が半端じゃない。
ウインナー、ベーコン、舞茸、えのき、ピーマン、ニンジン、鶏肉・・・・
いろいろな触感と味が楽しめ、そのボリュームに腹ぺこのお腹を満たしてくれるのである。
ワンダァカフェを訪れたなら、トイレに行かないわけにはいかない。
ここのトイレは凄まじい。
何が凄まじいのか、
それはとにかく『落ち着かない』のである。
壁中にレトロなものが並び、テレビさえある。
ついついトイレに何をしに来たか忘れ、
何かの展示室の中のオブジェとしてトイレがあるようにも感じ、
ここで本当に用を足していいものか、迷いが生じてしまうほどだ。
また2階に上がると、
真っ暗の部屋の前に
電気のスイッチらしきボタンが目につく
気になって押してみると
そこには白黒の写真が壁という壁を覆っている。
ある京都の写真家のギャラリーのようだ。
訪れた人々を決して飽きさせることのないこのカフェ。
みなさんも一度訪れてみてほしい。
誰でも一歩店内に踏み込めば
一瞬でタイムスリップできること間違いなしだ。







