歌舞伎
歌舞伎座へ行ってきました。
団菊祭5月大歌舞伎です。
団十郎も菊五郎も円熟期といった感じでとてもよかったですが、なんといってもいま伸び盛り色気盛りの海老蔵が抜群でした。
千本義経桜の渡海屋銀平実は中納言知盛を演じました。
銀平役は粋な船問屋の親方、一方、知盛役は精悍で強く忠義の男で、最後の場面の錨の綱を身体に巻きつけて錨もろとも海に飛び込む
錨知盛の名場面は圧巻でした。
歌舞伎座にはもう一つ楽しみがあります。
日本画を描く女魯山人にはとても勉強になる
大家の絵が間近かに見られることです。
この迫力の青い獅子の絵は川端龍子の代表作の一つです。
紅白の牡丹の絵は堅山南風先生の作品です。女魯山人の先生の先生です。
これらの他にもまだまだ沢山素晴らしい作品が沢山飾ってあります。
歌舞伎座へ行ったら是非、2階のロビーへも行ったりあちこち歩き回って素晴らしい作品を鑑賞してきてください。
歌舞伎座は1951年に建ったもので老朽化が進んで5年後の建て替えが決まっています。
この重厚な和風建築の雰囲気は是非とも残してもらいたいものです。
5年後か6年後、建て替えが終わって新生歌舞伎座の杮落としはどんなものになるんでしょう。
いまから楽しみです。
