お雛様
3月3日はお雛様、桃の節句です。
春を告げる女の子のお祭りです。
これは女魯山人のお雛様です。
母から受け継いだもので結構古いものですが、お内裏様とお雛様だけの飾りなので狭い場所にも飾れるので便利です。
中々いいお顔をしています。こちらはホテルオークラのロビーに飾ってあった
立派な段飾りです。両脇には美しい本物の桃の花が飾ってありました。
こうした季節の行事は大事にしたいものです。
立派なお雛様で無くとも折り紙で折ったお雛様でもいいので、飾ってお菓子などをお供えしましょう。
桃の節句には散らし寿司と蛤のお吸い物がお決まりです。
蛤のお吸い物は夫婦和合のしるしとして女の子が幸せな結婚をするようにとの願いをこめたものです。
蛤は同じ一つの貝同士以外、二枚の貝殻が絶対にかみ合わない事から夫婦が睦まじくするという縁起ものです。
しかも蛤は、この春の初めに最も美味しくなります。旨くできていますね。
女魯山人作の蛤のお吸い物です。
季節の菜の花と合わせて蛤の殻を半分入れてあります。
お雛様の時は是非、蛤のお吸い物を作りましょう。
人数分の水を鍋に入れ昆布(10cm角)を入れて30分ほど置く。
火にかけて良く洗って砂抜きした蛤を入れてゆっくり沸騰させる。
蛤の口が開いて身がふっくらしてきたら蛤を取り出す。蛤の出汁に塩少々と薄口醤油を少したらして味を調えてお碗に色よくゆでた菜の花と蛤の殻の片側と蛤の身を入れて熱々の汁を注いで出来上がり。
春の息吹のお吸い物です。



