介護士をしていた時、
認知症のお宅に訪問中。

 

ご利用者様から、

「今日は何日?」
と聞かれる。

「23日。あ、お彼岸よ。」
と答えると、

「ふふふ。私は年寄りじゃけぇね、
近眼よ。」




笑い泣き

 

 



そんなおちゃめなご利用者様、
いつも寝起きはおねしょをされている。

私が、
「お尻が濡れてるよ。」
とお伝えすると、

「ほんまー?お上品なのにねー。」
と返される。



ある日、

テレビの前にちょこんと座ってる姿がかわいくて、

おでこにつんと触れてみた。

すると、
「どしたん?私のデコを触ってー?」


とてもかわいらしい方でした。


娘様がいらっしゃり、
「血圧も脈拍も私より良くて。

もう、92歳なのに。」

凄すぎ。。。

 

 

 

 

 

「はー、

私はパーじゃけね、

 

私は脳天パーじゃけね。」

 

と言いいながらハイハイするお姿を

何度見たことか。。。

 

 

「べっぴんさん。」

と声をかけると、

 

 

「ぶべっぴんよ!」

「パーばあさんよ。」

 

 

と答えてくださる。

 

 

ある日は庭に向かって、

「おこんにちは。

パーばあさんが起きましたよ。」

 

と言って一礼される。

 

 

 

ある日、

一粒だけ渡される薬を見て、

 

「これ、なんの薬?」

 

言葉に悩んだ私。

えーと、えーと、

 

「脳の薬です。」

 

 

「あ、脳のニヤニヤ

 

 

 

笑顔で返されて、

あ、大丈夫なんだと思った私。

 

 

次にまた

「なんの薬?」

 

と聞かれたので、

 

 

「頭の薬です。」

とはっきり答えたら、

 

 

「あ、頭のニヤニヤ

 

 

 

とまた笑顔で返してくださいました。

 

 

 

 

ある日テレビを見ていたご利用者様。

災害のシーンが流れる。

 

まぁ。。。

と心配そうな表情をされる。

 

私が

「ピカの時はもっと大変だったんじゃない?」

と聞くと、

 

 

 

 

「忘れたんよ。」

 

 

えーんえーんえーんえーん

 

 

 

この話を先輩にすると、

「忘れるから生きていけるよね。」

 

と言われる。

 

 

 

 

 

お彼岸が来ると、

そんな朗らかな、

ご利用者様を思い出します。

 

 

 

 

 

ゆうこ

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