先日、家に帰宅したら、
リビングに旦那と娘がいた。
二人ともそれぞれに携帯を
さわっている。
テレビの音だけが響きわたる。

息子は?
(ああ、お風呂か。)

脱衣場のドアの隙間から電気の光りが
もれていたので、
そうだと確信した。

その日も仕事が遅かった。
私は、そのままソファに
座りこんでしまった。

何気なくついている
テレビをみながら
そして、少しうとうとする。

30分くらい寝たかな?
そろそろ起きてお風呂に。

あれ、息子が、やけに長風呂?
えー、一体どのくらい
はいっている?

娘や旦那に聞いたが、はっきりしない。

やばい、
慌てて風呂場に行くと、
脱衣場で真っ裸で倒れている。

ドラマでみる殺人事件の現場のようだ。

どうやら、服を脱いだところで、
風呂場にたどりつかず、
力尽きてしまったようだ。


「ねてるん?」 
「おきや。」

「あー、おかあさん。」
とニコッと笑ったかと思うと
また、目をとじた。
 

やばい?
私は、雪山にいるかのような気になって、
「ねるなー、おきろー。」
と、何度もほっぺをたたいた。

息子は、何かにとりつかれたかのように
起き出し、
そのまま、シャワーのもとへと行き、
頭と体を洗い、
パジャマをきて、
ベッドへ入り、寝た。

恐らくほぼ無意識だろう。

大体、私も含めだが、
旦那も娘も
よくそこまで放置できるなぁ。
誰か、もっと早く気づこうよ。

そして、
脱衣場の床で
寝れる息子も
どうよ。

でも、忘れてはいけないのは、
息子は、昔から9時すぎたら、
スイッチが突然きれる。

小4になってからは、9時半。

9時半前後のお風呂は、
まだまだ、監視の
必要があるのだ。

我が家のヒヤリハット。

案の定、息子は、
夜中に起き出して、
トイレにこもっていた。
そりゃ、冷えるわ。