「 せんせー、
 どうとくってなにー?」

という質問が毎回、
道徳の時間の
最初にでてくる。

確かに道徳って何よ、と
私も小学校の頃に思っていた。

下手したら、小学校を卒業するまで、
最初から、最後まで曖昧なもの
だったかもしれない。

ただ、道徳の時間、
よくテレビを見ていたなぁ。

なんとなく、悪い子がいて
まわりのやさしさから、
いい子になっていく的な内容が
かったように思う。

ま、私の場合、
内容以上に学校でテレビを
みれることがうれしかった。
それもなんの作業もなしで。
ぼーっとテレビをみれることが。

果たして、
あの道徳の時間は、
その後の私に
何らかの影響をもたらしたの
だろうか。 

そんなこと
わからない。 

曖昧すぎて、わからない。

「どうとくのじかんは、
 読んだり、聞いたり、
 見たり、考えたりしなから、
 きれいな心をつくる(育てる)。
      ↓
  心が育つと、いい人になって、
 やさしくなれる。
      ↓
 そうすると、みんなを好きになる。
       みんなに愛される。
       いいことがたくさん。」

そんな風に、説明してみた。

毎回説明していると、
「どうとくは、
 こころの べんきょーの
 じかんやでー。」
と、子どもたち同士が、
答えてくれるようになった。

さて、今日も道徳の時間。
週1回、1時間。
本当に心に響かせたいなら、
とても貴重な時間になってくる。

ぼーっとする時間ではなく、
一人ひとり、
しっかり
頭と心を動かせて
考えてもらおう、感じてもらおう。

今日は
「はしのうえのおおかみ」
というお話を聴いて、読んで、見て、
おおかみくんの 
変化していく気持ちを
考えていく、
 想像していく、
  共感していく。
   言葉にしていく。

よりイメージしやすいように
今回は、ペープサートにしてみたよ。



この色画用紙の切り貼りの作成は、
ほとんど趣味の領域。
こんなん、
作ってると時間を忘れる。
家はちらかっていく。
子供も旦那も
しゃべりかけなくなってくる。

今回は、
ちょうど全仏オープン(テニス)の
時期だけに、
WOWOWに加入して、テニスを
見ながら作成してみた。

さぁ、上手に
一年生の子供たちの
心にひびかせることが
できるだろうか。

やっぱり今日も
わくわくするのである。
ふふ。