～サマーウォーズ 家族の団結、人類みな兄弟、あきらめない心～
昨日の夜に観てきたサマーウォーズですが、一言でいえばとんでもアニメでした
隣のカップルもとんでもカップルでしたが、、、（藁
昨日は1000円ということもあり客が入ってるせいか、ちょっとしたことでも笑いが起きるにぎやかさでした
さて、このサマーウォーズは時をかける少女で一躍有名にした細田守監督の作品ですが
正直、宮崎アニメの次は細田アニメかなと思わせるぐらいのアニメでした
まず、この物語は予告編をみてもなんかピンとこないというか、どんな話かも想像できにくいアニメです
そうなんです、このアニメはいくら文面で説明してもなかなか説明しにくいところがあり
実際にアニメを観ながら脳で理解しながら、整理していく、なおかつ感覚で観ていくという感じですね
↑↑↑私の場合ですね＾＾；
正直、このサマーウォーズはドタバタ系のアニメでして
正直ドタバタ系のアニメは好きじゃないとこがあるのですが
この監督の頭の中はきちんと整理してあり
スピーディーにテンポよく、尚かつ誰が観ても感覚的にわかりやすいように構成してらっしゃるとこがすごい
これを逆に、いちいち説明調な構成だったら、テンポも落ちるし、かなりグダグダであったろうと・・・
このくらいのスピーディーさがかえって大衆にはわかりやすかったはず
主要キャラクターは篠原夏希（高3）、その夏希に憧れ？を持つ小磯健二（高2）ですが
この夏希から、夏希の実家に行くというだけのありえないバイトの誘いを受けた健二
最初のこの二人の距離感が素晴らしくいい
電車の車内でいるシーンなんか、この二人は真横に座らずあえて通路を挟んで座り、会話をするシーンなんかまだまだ二人の距離があるよといわんばかりのシーン
まぁ、いろいろ気づいたとこがあるんですが、ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが
このアニメがすごいと思ったのは、ネットが主流になった時代と
一昔前にタイムスリップしたかのような昭和の匂いがした舞台がうまく調和されて融合したところですね
夏希の実家はまさしく村の中の村という感じのところで、しかも由緒ある戦国武将の家柄。
その家というか大屋敷といったら、犬神家の一族が住んでるかの大屋敷
もう昭和の匂いがプンプンしていてまるで、ぼくの夏休みでもしてるかのような気分
80年代以前を過ごした人には懐かしい感覚
90年代以降を過ごした人には新鮮なのかな
夏ということもあって田舎ならではの蚊帳も登場して、なんか非常にうれしくなったわたくし
しかも出てくるキャラクターの家族、身内が多いこと多いこと
その中に出てくる大おばあちゃん
まさしく昔ながらの人
そんな、時代錯誤しているような昭和の匂いがする舞台と人々と
ネットで全世界を管理している世界をうまく調和している世界を作りあげる監督のすごさにはびっくり
でも、こんな昭和、昭和している家でも、液晶テレビにBSアンテナ、パソコンと時代の波にはちゃんとついていってるし
時代についていってる感はちゃんと出してました
そんなこんなのド田舎が舞台なんですが
日本中、いや世界中を揺るがす大事件、大展開が起こるのです
観ている時は昭和の感覚でネットの世界を行ったり来たりと
むちゃくちゃ疲れそうですが
しかしながら、全然苦痛ではなく違和感なく非常に引き込まれてしまう
しかも、そのテンポに合わせて高校野球と連動しながら展開していくのもうまい
中だるみもなく最後の最後まで目が離せないとんでも展開に引き込まれること間違いなしです
音楽もgood
正直、1回観ても見逃してるというか、2回目で気づく場面もいっぱいあるのかな～と思ったわたくし
リピーターも多いでしょうな
とにかく、細田守監督がこのアニメをわかりやすく尚かつ大衆アニメに仕上げたセンスには脱帽です
この夏、お暇があるなら是非観るのをオススメします
.......となりのカップルは夕飯かというぐらい食べてましたが、ケチャップの匂いが映画の終わりまで消えませんでした
.......ケチャップの匂いってあんなにしつこかったんですかね？？
とにかく、細田守監督がこのアニメをわかりやすく尚かつ大衆アニメに仕上げたセンスには脱帽です
この夏、お暇があるなら是非観るのをオススメします