2巻まで読みました。
私、そこそこ野球好きでして、それもどちらかというと野村スコープとかが好きだったタイプです。
逆に、試合中の選手の涙とかにスポットをあてるような解説は好きではありません。清原1年目の日本シリーズでの涙とかなら別ですが、野球をドラマ的に見てくださいというやり方は、なんだか違うと思っていました。
そんな意味で、「おおきく振りかぶって」も好みです。
一方、「バッテリー」は、児童書・いじめ・病弱な弟、とかそんなキーワードが先入観としてあったので、実はずっと敬遠していました。
が、読んでみて思い切り裏切られました。かなり良い意味で。
それは、野球がよく書けているという話ではなく、主人公たちの気持ちがどんどん伝わってくる感じがすごく良かったです。主人公は投手らしく俺様な性格なのですが、だからといってかけ離れた人間ではなく、彼がそう考える気持ちも分かるし、彼にかき回させれてイライラしていく人たちの気持ちも理解できる感じがします。気持ちの揺れ動きや、相手の察し方が細かくて、そのあたりは女性作家だからのかなあと思ったり。もちろん、小説だからフィクションになっているところもあるわけですが。主人公たちの野球に対する気持ちとかも共感できるところがあって、そのへんが野球ファンとしても良い意味で裏切られた感じでした
まあでも、技術的にはどんなにストイックでも、気持ち的には「緑山高校」くらいが本当なんじゃと思ったりもしますが。