ひこうき雲 -21ページ目

ひこうき雲

日日是好日

頭隠して尻隠さず。
嘘をつく時、私は鼻の穴が広がるらしい。

このドアストッパーが今日の俺様のステージだ。
緩衝のためゴムで出来たステージだから、俺様に太陽がライトを当てると、ゴムが熱を吸収して、足元からじんわり暖かくなるんだ。
心地優しくなると、俺様は陽だまりの中の眠そうな猫となり、自分で言うのもなんだが、可愛らしさがハンパなくなり、道行く大抵の人が話しかけてくる。
しゃがんで。ニコニコ顔で話しかけられると、俺様は生まれ持ったサービス精神から思わず「にゃん」と言ってしまう。
ほらまた俺様のファンが増えてしまった。
ん?、このおやじ、もう20分間くらいいるんじゃないか?
そろそろ帰ろうぜ。
他のファンがヤキモチ妬くからさ。

朝起きると、仏壇のお水を新しくして、手を合わせる。
カーテンを開け、向かいのマンションの明かりを見つけると、見知らぬ同士にエールを送る。息子のお弁当と家族の朝ご飯、自分のお弁当の支度を始める。そのうち家族が起き出す。検温など元気確認をして、何事もなければ私は会社に出掛ける。
通勤途中の公園で朝日に出会えると、おはようございますと頭を下げてご挨拶。
さあ、今日も始まる。