―「目指しているだけの人間」―
その人が、「目指しているだけの人間」かを見分けるのは、超簡単です。
「目指しているだけの人間」には、大きな特徴があるからです。
それは、「何かをしない理由を探すのが上手」という特徴です。
「今日は、気分が乗らないから、ネタ作りは中止」
「息抜きに新作ゲームをしよう!練習中断」
「オーディションを受けるのは、もっと勉強してから!」
「良いネタができなかったから、今度のコンテストには出ない」
「相方がやる気がないので、こっちのやる気もなくなる」
「友達に誘われたから、ネタ合わせ中止!」
「今日は、もう酔ったから寝よう!」
「マネージャーが売りこんでくれないから、仕事ができない!」
「今日は、バイトで疲れたから寝よう!」
「親が反対するから、思うように夢を目指せない!」
「周りがクズすぎて、俺の良さを分かってくれない!やる気なくした!」
はい!消えた!
この人たち、消えた!
この人たちは、「目指しているだけの人間」なので、怖くありません。
だって、「目指してるだけ」で、結局、何もしてないんだもん。
僕の体感では、「目指している人間」の中で、「目指しているだけの人間」の割合は、70パーセントには達すると思います。
30万人の70%ということは、21万人。
はい!!これだけで21万人が消えました!!
まあ、あくまでも、僕の体感なので、何の根拠もない数字ですが・・・。
それでも、半分以上が消えました。
どうですか!?
ライバルが半分以上も消えましたよ!!
もしも、あなたが「目指しているだけの人間」の特徴に当てはまってしまていったら、残念ながら、あなた自身も、確率の中から消えてしまっている可能性もありますが・・・。
なんにせよ、「目指す」のは、誰にでもできるんです。
しかし、その「目指す人間」の中に存在するだけで、すでに淘汰が始まっているのです。
いやぁ、かく言う自分も、かつては「目指しているだけの人間」だったので、痛いほど分かるんです。
大学卒業して、「バンドをやるんだ!」とか言って、就職もせずに、数年間ふらふらしていました。
言い訳ばっかりして、結局、やることもやらずに。
もちろん、そんなんだから芽が出ることはありませんでした。
なんつーか、やるべきこともしないで、スポットライトを浴びる妄想ばかりしてたんですね。
そうなんで、こういうのは、「夢」じゃなくて、「妄想」なんですね。
まあ、妄想がすべていけないとは思いません。
妄想によって原動力を得るときもあるし、妄想によって救われることもあるから。
まあ、この「夢か妄想か」の話は、別の機会にお話しましょう。
さあ、僕のかつての恥ずかしい過去を暴露したところで、残り30%の「本気で目指している人間」に焦点を当てましょう。
―本気で目指してもふるいにかけられる―
残り30%の「本気で目指している人間」の中でも、いろいろとふるいにかけられていきます。
「本気で目指しているが、やり方を間違えている人」
「本気で目指しているが、運がない人」
「本気で目指しているが、よき理解者に出会えなかった人」
「本気で目指しているが、いろいろな事情で道半ばで諦めざるを得ない人」
「本気で目指しているが、そもそも才能がない人」
などなどです。
ちなみに、バンドで売れることを「目指しているだけの人間」だった僕は、ついでに「そもそも才能がない人」だったと、今となっては冷静に分析できています。
そりゃそうだよ。
技術も知識もプロとタメを張れる物を持ってないのに、唯一自分でも努力をしないんだもん。
こんなんで才能が芽生えたらビッグバン以上の奇跡ですよ。
しかし、ここまで言っておいてなんですが、こういう業界には、明確な「正解」「不正解」がないので、このふるいは、いい加減なものです。
実は、まったく当てになりません。
例えば、その時は、「やり方を間違えている人」とふるいにかけられた人が、後々、その間違えて遠回りした道のりにスポットライトが当たり、売れっ子になるということもあります。
「本気で目指しているが、そもそも才能がない人」と思われていた人が、実は、時代を先取りしすぎていただけで、後々、ものすごく才能を開花させるということもあります。
なので、周囲からふるいにかけられても、もしも「やる気」と「信念」があるなら、あまり落ち込みすぎる必要はないと思います。
でも、まあ、そうやっていくと、最終的に、たぶん、あなたのライバル足り得る存在というのは、きっと30万人から、1万人くらいまでには絞られると思います。
―クラスに一人は、業界で食べていける―
ということは、確率的に、業界で食べていけるのは、1万分の300ということになります。
もっと分かりやすく言えば、100分の3です。
30人学級だったら、その中の一人は、いわゆる業界で生きていけるという計算になります。
宝くじの1等並みの狭き門かと思いきや、意外や意外、クラスに一人という、一気に現実的な数字になりました。
ほら、確率が上がりました!!
・・・と、ここまで読んで、「よし!じゃあ、私も目指そう!」「俺も目指すぞ!」と思うのは、勝手ですが、ちゃんと注意しておきます。
ここまで読んでもらっておいてなんですが、今、僕が書き連ねたものは、全て、机上の空論です。
何の根拠もなければ保証もありません。
「100分の3」というのは、一概に、100%間違いとは言えないと思いますが、あくまでも詭弁スレスレの論法です。
よしんば、「100分の3」という確率が本当だったとしても、それでも充分、ハイリスクな数字だとも思いますし。
生活できる保障がないことには変わりはありませんし。
でも、こういう業界を目指す人が後を絶たないんですよね。
そして、僕は、それを否定する気も、止める気がないんですよね。
そんなハイリスクなら、止めればいいのに、止めないんですよね。
何故か!?
それは、単純な話です。
ここまで、「ハイリスク・ローリターン」という話をしてきました。
「ハイリスクなのに、ローリターンだからやめておけ」みたいに。
さあ、ここで根本に立ち返りましょう!!
ねえ、「リターン」って、何ですか!?
(つづく)