そのあとに起きた、私と祖父にとって人生1番の衝突から、もう5年。

(このことはまた改めて書きます)

疎遠になって、もう祖父に会えていない。

祖父もいい歳で、いつまで生きていられるか。

私は、本当はもう一度会いたいけど、祖父がどう思っているのか、相変わらず怒っているのか。

私は私自身の決意とプライドから、祖父の孫として会いに行くのが難しいから、会いに行きたくても会えない。

 

祖父の今の気持ちを知りたくて、近日中に手紙を出すつもり。

 

少しだけ、ここに祖父への気持ちを載せておきたい。

 

おじいちゃん、元気ですか?体は大丈夫ですか?

私が小さい時、おじいちゃんは自分の膝に私を座らせて、自分の顎ひげをぐりぐり私の顔に押し付けて、私が「痛いよ〜!」と笑う顔を見て、それが嬉しくて何度もグリグリしたね。

あれ、本当に痛かったんだよ。

夏休みによく連れてってくれた、博物館。毎年のように行っているのに、何度来ても楽しかった。とくに恐竜コーナーでは動く巨大恐竜ロボットにびびって、大きくなってもまだ少し怖い気持ちがあって、あそこのコーナーは今でもあまり好きじゃないよ。

あと、夏によく天体観測をしたね。家のお庭に望遠鏡をセッティングして、星を一緒に眺めたこと。それがきっかけで宇宙や星が大好きになったよ。大きくなったら、おじいちゃんの望遠鏡をもらって、いつか自分の子供に見せたいなって思ってたよ。

それから、おじいちゃんの趣味だったカメラ。まだ朝日が昇っていない真っ暗な時間に出掛けて、いろんな写真を撮ってたね。風景、植物、鳥の写真が得意で、おじいちゃんの写真が展示されてたら見に行ってたけど、まだあのときはの写真の良さが分からなかった。子供だったから。でも、おじいちゃんの写真で一番印象に残っているのは、カワセミの狩りの写真。実際に、写真を撮った場所に連れてってくれて、一緒にカワセミを見たから分かったんだけど。狩りのチャンスをじっと待つカワセミの姿と、すっと水に入る瞬間の写真は感動した。

今は私も自分の一眼レフと三脚、超望遠レンズも買って、たまに写真を撮っているよ。

会社の組合保険で発行される小冊子の表紙コンテストに入賞したよ。来年春発行の表紙に載るんだよ。

(略)

おじいちゃんやおばあちゃんがさせてくれた経験は、私の一部になって、仕事と趣味に繋がっているよ。

あのときは、小さかったから、気恥ずかしくて「ありがとう」とか悪いことしたら「ごめんなさい」て素直に言えなかったけど、いろんな経験をさせたい親心ならぬ祖父心が本当に嬉しかった。本当に幸せな時間を過ごさせてくれて有難う。