目の前には決して開けてはならぬ扉があった
そんな誘惑にハマっちまった愚か者
魅惑な香りが漂うその果実に
解ってはいるけれどこの欲情は抑えきれず
触れてしまった未知の衝撃
闇の中迷い込んだ男には
もう光(あす)はない
錆び付いたこの罠(しかけ)は
もがくほど複雑に絡み付く
どこか懐かしいぬくもりに心奪われ
いくつもの罪を負い足跡を残してゆく
たった一度がすべてを奪う
深く深く落ちてゆく
現実をすべて忘れて
侵されたこの身体にもはやもう
帰り道はどこにもない
消えてしまった青の輝き
闇の中迷い込んだ男には
もう光(あす)はない
深く深く落ちてゆく
現実をすべて忘れて
築き上げた時の砂城は
幻想の波にさらわれてしまった…
2006年1月