このテーマにしたのは、マイミクのぴるろさんが「頭がハゲない食べ物教えて下さい」という質問がきっかけです。
そこで、育毛サロンや育毛剤、はたまた「カツラ」に頼らない育毛のための栄養・食事をじっくりと考えてみました。
世間一般の育毛サロンや育毛剤は、身体の外から血行をよくしたり皮脂を取り除くことによって頭皮の環境を整えるということが主流です。
もちろんそれも間違っていないとは思います。
私も実際問題、出産してからすぐはイヤというほど毛が抜けました。
ちょっとまとめたら「ハゲ」てるぅ~という感じさえしました。
そのときに、ちょっとした言葉で励まされました。
髪は「栄養を外に出さないために抜けてる」と。
「髪を育てるための栄養素を温存するために本数を減らして生えないようにしているんだ」と。
授乳に栄養をとられるので髪にまわさないように体が調整している・・・。
もしかしたら、他の抜け毛もこのような現象と同じではないかと考えたのです。
つまり、髪に栄養がいきわたりやすくしなければいけないということなのです。
髪に必要な栄養素をとればいい!ということになります。
では私たちは、普段の食生活から髪に必要な栄養素を取れているのでしょうか?
頭髪の栄養は血液と共に運ばれてきます。
栄養は食べ物で摂りますから、私たちの食生活も育毛に大いに関係していると言えます。
この機会に、毎食何気なく摂っている食事をあらためて見直してみましょう。
人間が摂らなければならない栄養素は、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルの5つに別けられます。
ここでは、特に育毛に関係のあるビタミン・ミネラルを紹介しますので参考にして下さい。
これらを特別に多く摂るということではなくて、あくまでも参考にされて、栄養のバランスを良く考えられて食生活を見直されてはいかがでしょう。
■健康な髪になくてはならない栄養素「亜鉛」
亜鉛とは食事でとるたんぱく質を骨や筋肉、髪の毛や臓器の組織に変えるために絶対不可欠なものなのです。
ということは、どんなにバランスのよい食事を取ったと思っていても亜鉛がない限り栄養素は髪の毛にもいきわたらないということです。
特に問題なのがたんぱく質の合成ができないということ。ご存知のように髪の毛はケラチンというたんぱく質でできています。亜鉛がないとたんぱく質が合成できないので、抜け毛が増え、新たな髪が生えてこないという髪のトラブルが発生します。
また、健康な髪は表面がクチクラと呼ばれるウロコ状の物質に覆われています。
亜鉛不足になるとクチクラの生成に異変が起こりすぐに切れてしまうモロイ髪になってしまいます。
最近でこそ話題になっている亜鉛ですが、実は人間の身体にとって不可欠で、しかも日本人が一番不足しがちな栄養素なのです。
また、男性に特に必要かつ、不足しがちな成分です。
というのも、亜鉛は、
1)生命の維持、
2)男性ホルモンを作る
3)精子を作る
4)髪の組織を作る
という順番で使われるからです。
よく精力が強い人は髪が薄い、などといううわさが広まっていますが、あながち間違いではないようですね。
亜鉛などの人間の成長や髪に必要な必須ミネラルは体内で作ることができないため食事から摂らないといけません。
しかも、亜鉛は他のミネラルに比べて意識していないととりにくく、実際には必要な量をとっているのはわずか23%、日本人成人男性の90%以上が不足(成人男性の一日に必要な亜鉛の量は12mgといわれています。)しているといわれています。
また、困ったことに亜鉛というのは吸収率がとても悪い栄養素なんです。実際に体内に吸収される量はごくわずか。
しかも、身体によいと思われるカルシウムと食物繊維と一緒に身体の外へ出て行ってしまうのです。
逆に亜鉛を効率よく吸収するために必要なものは、ビタミンCとクエン酸。
ということは、亜鉛が豊富な牡蠣をレモンやすだちなどのかんきつ類をかけて生で食べるのが一番吸収率が高いということです。
また、いろいろなものにごまやのりをかけたり、巻いたりして食べるのもいいかもしれませんね。
ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類にも亜鉛が含まれています。お酒を飲む方は特に亜鉛が不足するので、ナッツ類をおつまみとしてとるようにしましょう。
嫌いでなければ、うなぎやレバーを意識してとるようにしてみましょう。
ただし、こればかり食べていると「コレステロール」が上昇したり、脂質摂取が過剰になって「メタボ」の危険がありますので、あくまでも「バランス」よく食べましょう!
また、亜鉛は摂取しすぎても毒性が低いミネラルです。(逆にセレンやマグネシウムは摂取しすぎると体に悪影響が強い)ですから足りない方はサプリメントで補うのもいいかもしれません。
今はコンビニなどで気軽に買えますので、亜鉛をサプリメントで取るのも一つの方法です。
もし育毛サプリメントをお求めのあなたは、必ず亜鉛の配合されたものを選びましょう。(入っていないものがあれば止めたほうがよいでしょう)
■ビタミンB
ビタミンBは身体の細胞の代謝を促進させます。よく機械の潤滑油に例えられるのはそのためです。毛母細胞の細胞分裂を活発にするためにも、ビタミンBは欠かせません。
| 主な働き | とくに多く含む食材 | |||
| ビタミン | ビタミンA | 皮膚や目を健康に保ち、免疫力を守る。動物性食品に多いレチノールのほか、緑黄色野菜などに多く含まれる植物性のカロテン類(ベータカロテンなど)がある。カロテン類には抗酸化作用作用も。 | 鶏レバー、豚レバー、焼きのり、うなぎの蒲焼など | |
| ビタミンB2 | 健康な皮膚や髪をつくり成長を促進。不足すると口内炎や口角炎が出来る。さまざまな栄養素がエネルギーに変わるのを助ける。乳製品や肉類などのほか、納豆や野菜にも幅広く含まれる。 | 鶏レバー、豚レバー、牛レバー、干ししいたけ、干しひじき | ||
| ビタミンB6 | 食事から体に必要なたんぱく質を再合成し、成長を促進する。不足するとアレルギー症状が出やすいと言われる | にんにく、ピスタチオ、ミナミマグロ赤身、牛レバー、カツオ | ||
| ビタミンE | 有害な活性酸素を取り除く抗酸化作用。毛細血管の血行をよくする働きがあり、育毛はもとより冷え性の人にも関係があるといわれる。 | アーモンド、綿実油、サンフラワー油、アンコウの肝、ピーナツ | ||
| パントテン酸 | 脂質や糖質、たんぱく質の代謝にかかわる。ストレスへの抵抗力をつけるビタミンで、不足すると髪のつやがなくなったり、白髪になりやすいという特徴がある。ストレスや風邪を引きやすい人にはおすすめ | 鶏レバー、豚レバー、牛レバー、タラコ、納豆 | ||
| ナイアシン | エネルギー代謝やアルコール分解など。不足すると食欲減退などになる。皮膚と精神のビタミンと言われている。血液の循環も良くするといわれる。 | カツオ削り節、辛子明太子、キハダマグロ、ピーナツ、干ししいたけ | ||
| イノシトール | 抜け毛を防ぐ。動脈硬化の予防効果もあるといわれる。 | オレンジ、スイカ、メロン、グレープフルーツ | ||
| ビオチン | 皮膚や毛髪を健康に保つ | 卵、レバー、イワシ、ナッツ類、カリフラワー | ||
| パラアミノ安息香酸 | 皮膚と毛髪を若く保つ働きがある。 | レバー、卵、牛乳、玄米、胚芽パン | ||
| ミネラル | セレン | 抗酸化作用があり老化を遅らせる。 | わかざぎ、いわし、かれい、帆立貝 | |
| 鉄 | 造血に不可欠。ビタミンB群の代謝に関係する。 | 胚芽、レバー、魚、卵 | ||
| マンガン | 白髪やハゲの予防するビオチンの作用を助ける。 | アーモンド、そば、するみ、ほうれん草 | ||
| カルシウム | 神経の興奮を鎮める | ヨーグルト、スキムミルク、牛乳などの乳製品、小魚 | ||
| マグネシウム | 精神を安定させるので、ストレスの多い人に | アーモンド、ナッツ、大豆 | ||
| イオウ | 健康な皮膚、爪、髪を作る。 | 魚や肉、卵、牛乳などたんぱく質の豊富な食品に含まれる。 | ||
| 亜鉛 | 脱毛を防ぐ働きがある。生命の維持。男性ホルモンを作る。精子を作る。髪の組織を作る。 | 牡蠣、牛もも肉、豚レバー、うなぎ、納豆、アーモンド、高野豆腐、いわし、ごま | ||
