☆わるくない風呂上がりに親指に奮闘させて夏蜜柑の皮を剥き一個平らげる。黄金週間にこんなの癪なことだと思う。そう思うけれど、急須で温かいお茶を注ぎ茶碗を両掌で包んで座椅子に凭れながら啜り飲むのも悪くない。天気は良くないし人混みに出たい気分じゃないし、そんな時にはこうした隠居じみた有様のほうが新鮮かもしれない。淡々と粛々と夜は更けてゆくよ。明日も休みだ。