あの頃はフィルムコンサートというイベントがあって、今で云えばパブリックビューイングってことになるかな、ロック喫茶で海外バンドのステージの映写会をするわけさ。地方では外タレバンドの動画なんぞは深夜テレビでもめったにお目にかかれなかったから、これは貴重だった。レコードジャケットとか音楽誌の写真や記事から想像していたアーティストがステージでギターを弾きドラムを叩く姿には興奮したね。ザ・バンドもそうやって観たことがある。映像としてはビックピンクで収録したドキュメントとラストワルツと、燻し銀のような職人風の大人の雰囲気には痺れっぱなしだった。レヴォンのドラミングには深く魅惑され激しく影響された。