
ベガルタ仙台の不敗記録が止まった。
あの日から4月29日までのヘドロのような時間、桜は咲いたけれど町は戻らなかった時間、覚えているけれど思い出せない時間。そうして、4月29日。新幹線が走った、地下鉄が動いた、ユアスタに歓声が響いた。その日から、何かが直線的に進み始め、誠実な推進力が回転の勢いを増し、憑かれたように疲れ果てるまで駆け抜けた何か。確かなことは云えないが、その何かをベガルタ仙台に心を寄せた人たちは感じていた。ゆうべ日本平でそれが終わった。どこまで進めるのだろう、どこまで進まなければならないのだろう。期待と希望に混じった不安や恐れ。止めようのない宿命のように働く力をコントロールしたいと思った。そのためには一度立ち止まる必要があった。それが、昨夜だった。これからが日常になる。勝ったり負けたり、喜んだり落胆したり、そういった日常が戻ってくる。瓦礫の町も日常の中で復興に向かう。だから、忘れない傍に居る支援、team as one.