そんなことがあった時もなかった時も、コーヒーカップはいつだってそれぞれの分がムコウとコチラに運ばれてきた。際限のないムダ話と確信のないアイヅチに根拠なく登場したカタチのない未来。あれは結局、ソノ時だったんだと気づいたのはだいぶの時間が過ぎてからだった。