今宵の月の愁い唄



         寒空うごかぬ北の町



               輝きを掠め盗る雲の速さよ


昼食を食べた後に暖房のきいた部屋のソファーでウトウトした。眠ったのはホンの一瞬なのに夢を見た。目覚めた時には現在が何時で自分が何者で此処が何処で、そういうものが前後不覚になった。快感と不安が交錯した昼の迷路。

   明日も きっと 雪の空 氷の道 大寒の日