ややっ
時代はすでに2月半ばなのか
はやっ


時間の長さの感覚は、
生物がそれまで過ごしてきた時間の総量を分母として考量されます。
五歳の子供にとっては一年は人生の二十%の時間です。
五十歳の大人にとっては二%に過ぎません。
だから、子どもにとって主観的時間はゆっくり流れます。
一日がひどく長い。自然現象もゆっくり推移する。
子どもたちは
雲の流れや、
海の波や、
蟻の群れや、
野草の花弁を
じっと見つめていることがあります。
あれは対象が意識野一杯に広がってしまっているのです。
大人たちがちらりと一瞥して、
そのまま記号的に処理して済ませてしまえる現象が
子どもたちにとっては長い物語として経験されている。

               <日本辺境論    内田 樹>


ということは
二ヶ月なんぞは五十男にゃ0.3%にしか過ぎないってえわけだ。