ブログを書きかけると トカトントン
太宰のような幻聴が聞こえてきたりはしなかったけれど トカトントン
何か途中でつまらなくなり虚しくなり トカトントン
太宰の短編小説を思い出してさ トカトントン
  
高速道路のサービスエリアの食堂で一人の青年が食事をしておりました
青年はたまたま6人掛けのテーブルの中央に座っておりました
そこへ年の頃60過ぎのオバ(ァ)サン集団6人がやってきて青年のテーブルに座ったのでした
当然オバ(ァ)サン一人は青年の場所空き待ちで立っております
   
イイガライイガラ ケニスネデユックリアガイ
<いいからいいから 気にしないでユックリお食べなさい>

  
オバ(ァ)サンたちはそう言うが普通の青年の心理ではそんなことできるはずもなく
カッ込むカッ込む
青年は食べた気しなかっただろうなぁ可哀相に
ソソクサと食器をまとめ席を立とうといたしました
それを目敏く見ていた一人のオバ(ァ)サン
   
ナンダベミソスルノマネノスカ
<なんだ味噌汁飲まないのかい>
モッテネェガラオイデガイ
<もったいないから置いてきなさい>
ワダスラノンデアゲッカラ ガハハハハ
<私らが飲んであげるから ガハハハハ>
  
青年は恥ずかしそうに口を歪めて笑顔をつくり軽く頷いてお椀を置いて立ち去りました
オバ(ァ)サンたちは何事もなかったかのように6人でテーブルを囲み
お椀を中央に置いて賑やかにおしゃべりを始めるのでした
   
このオバ(ァ)サンたちは トカトントン なんぞ聞きやしないだろう
このタクマシサの前ではムナシサなんぞ居られません
トカトントンああ恥ずかしい恥ずかしい
イッチョ冷たい風に吹かれてきますわ