不良と呼ばれることの仄かな興奮と魅力
不良と自嘲する倒錯した誇らしさと自尊
ありきたりの生活平凡な考え方当たり前過ぎる言葉
そういうものへの嫌悪反抗軽蔑離反 
そうしてしまう衝動や抑えられない勢い
      
    平日だけど晴着を着たのよ
    人形を抱いて日暮れに帰ったわ
    おかみさんたちは白い眼でにらんだ
    まるでこのあたしを泥棒みたいに
                   <ろくでなし>
      
若い感性と姿態と行動と幼い激情と無鉄砲
人は何時だって誰だって時代に規定されるけれど
懸命に新しく自由であろうとする
そうして
精一杯の矜持と自分への愛着も理解されないもどかしさのまま
いつの間にかくたびれていくもののようだ
     
    古いこの酒場でたくさん飲んだから
    古い想い出はぼやけてきたらしい
                <ろくでなし>
      
いたなぁ こんな連中
って お前は……