ぼくは
貧しげで
みすぼらしい風物には
それなりに
親しみを覚えるのだが
リアリズム(生活の臭い)には
あまり触れたくないのだ
というより
胸が痛むのがいやなのだ
もしかするとロマンチストのエゴイズムかもしれない
けれど
そこにある生活は
貧しげでも みすぼらしくても
そこに居る人には
そういったものを超えた たくましさとか
そういったものを笑い飛ばす したたかさとか
そういったものを受け入れる 素朴な潔さとか
そんなものを求めたくなるのが旅人なのだと思うのだ
しかし
風呂は家中の者が入ったあとらしく
ドロドロに汚れていた
「こんな無神経なやり方をするから客が来なくなるんだ!!」
宿というにはあまりにも情けない応対を受けて腹を立てる俗っぽさも
リアリズム過ぎる宿がなせる業
けれど 少年のたどたどしい蜘蛛の糸の音読を聞いて
貧しげでみすぼらしい生活の臭いから
遠ざかっていく自分を意識する
そんな旅人の心情に心を重ねる僕は
何を求めているのだろうと思ってしまう
貧しげで
みすぼらしい風物には
それなりに
親しみを覚えるのだが
リアリズム(生活の臭い)には
あまり触れたくないのだ
というより
胸が痛むのがいやなのだ
もしかするとロマンチストのエゴイズムかもしれない
けれど
そこにある生活は
貧しげでも みすぼらしくても
そこに居る人には
そういったものを超えた たくましさとか
そういったものを笑い飛ばす したたかさとか
そういったものを受け入れる 素朴な潔さとか
そんなものを求めたくなるのが旅人なのだと思うのだ
しかし
風呂は家中の者が入ったあとらしく
ドロドロに汚れていた
「こんな無神経なやり方をするから客が来なくなるんだ!!」
宿というにはあまりにも情けない応対を受けて腹を立てる俗っぽさも
リアリズム過ぎる宿がなせる業
けれど 少年のたどたどしい蜘蛛の糸の音読を聞いて
貧しげでみすぼらしい生活の臭いから
遠ざかっていく自分を意識する
そんな旅人の心情に心を重ねる僕は
何を求めているのだろうと思ってしまう