風はときどきすてきだ
たとえば、最近では五月二十二日
突然の真夏のような陽射しの下に吹いたさわやかに熱い風
こんな風に身をひたす時
果てしない憧れのようなものがぼくを満たしぼくからあふれる
これはぼくの一つの秘密だ
                  <渡辺武信>

この文章からイメージされる世界がすごく好きだ

はじめてこの文章に出会ったとき
ぼくは 一番町の丸善から通りに出たときの
あの初夏のおそい午後を思い出した

ビルとビルの間からモアァッと体に立ち上がってきた 風
若いぼくの体と感性は その時 
世界への果てしない憧れとか優しさとかを感じた
今も思い出せる 感性の記憶

あの夏の日 ぼくはすごく生きていた

そのときのぼくと同じ年頃になった ぼくの娘も
あのときのぼくと同じような 世界への憧れを感じているだろうか

                

                   暑い土曜
                   熱いスタジアム
                   ビッグウェーブがきた
                   うまく乗って
                   うまくコントロールしようぜ
                   
                       仙台5-1草津