ノラだったみけるとは、今からちょうど10年前に出会いました。
10年前の12月、風のようにふらっと現れて、身体はノミだらけ、右のお耳は
血まみれだったのに、あまえた声で人懐っこく大きな身体を私の足にすり寄せて
きて。。野良犬に噛まれたのか猫同士喧嘩をしたのか、虐待にあったのかは誰にも
わからないけれど、お耳の怪我があまりにもひどかったから病院へ連れて行くと、
検査の結果、既に猫エイズキャリア持ちでした。。。
あの時住んでいたオハイオ州の冬も寒さは厳しく、猫エイズは寒さに弱いって
ドクターが言っておられたからそのまま引き取ることにしてあれから10年。。。
何度もお引越しをしたけれど、行く先行く先いつもみけると一緒だった。
パパだって、異国での生活の辛い時も苦しい時もみけるがいたから今まで
乗り越えてこられ、私たちはアメリカ生活のほとんどをみけると一緒に
過ごしてきたのです。
最後リンパ腫にはなったものの、最後の最後までエイズが
発症することはなく、たまに便秘になるくらいで本当に手の
かからない子で去年の12月まで元気に過ごしていたのに。。。
最後に私の全愛情を注いで老後の介護をしてあげることもできなかった。。
このブログも、ジューくんが旅立った後はきっとみけるが引き継ぐものだと
思っていたのに。。。順番。。。入れ替わっちゃったよ。。。

私たちにダブル介護で苦労をさせないようにか、最後の最後まで私たちに
手をかけさせないって、それがあの子の優しさだったのかもしれないけれど。。
もっと一緒にいたかった。。。
ジューくんに関してはいろいろと心の準備をしていたけれど、
みけるとはまだまだ一緒にいられるものだとばかり思っていたから、
何も準備ができていなくて。。。胸が痛くて苦しくて。。。。
今ジューくんの為に進めている終活は、こうならない為のものでもありました。
決して後悔のないように、精一杯のお世話をして、少しずつ死を受け入れる為に
最期に向けて必要なものを一つずつ揃えて。。お別れは必ずくるということを
ゆっくりと認識していく為に。。
でも、まさかみけるがこんなことになるなんて思ってもみなかったから、
みけるとのお別れの心の準備、何もできていなかった。。
本当に風のように現れて、風のように去って行っちゃった。。。。
夜、パパが帰ってきたから、「お仕事どうだった?」と聞くと、
「外で何かしているほうが気が紛れて大丈夫だった。」と言ってました。
おうちの中にはみけるとのたくさんの思い出があるものね。。
みける、なかなかかまってあげられなかったから、
きっと寂しくて行っちゃったんだね。。?

みける、ごめんね。。。本当にごめんね。。。
無事にジューくんを見送ったら、今までかまってあげられなかった分、
今度は私の愛情の全てをみけるに注ごう!って思っていたのに、それも
もうできなくなっちゃった。。

こんなにも早く行っちゃうなんて。。。たぶんだけれど、まだ12歳でした。。
私が出会った時、ドクターが「おそらく2歳くらいだろう。」って言って
おられたから。

みける。。ごめんね。。。。寂しい思いをさせて、本当にごめん。。。
こんなにも大切なみけるなのに、みけるが気の済むまでかまって
あげられなくて、とってもとっても寂しい思いをさせてしまって。。。
できることならもう一度抱きしめてあげたい。。いっぱい撫でてあげたい。。
みけるに、もう一度触れたいよ。。会いたいよ。。
あまりにも突然すぎて、急にみけるがいなくなった生活を
いったいどう受け止めたらいいのかわからなくて。。
失ったものが大きすぎるよ。。。

後悔がたくさん残るお別れ、そして予期せぬ
突然の死がこんなにも辛くて苦しいなんて。。
ジューくんブログなのにみけるのことでごめんなさい。。
書いたら少しは楽になれるかな?と思って。。
もしかすると、この心に残った大きな後悔の伴う悲しみは、一生癒えることなど
ないのかもしれません。でも、そんな中でもジューくんのお世話は続くわけで。。
気をしっかり持ってなんとか頑張らなきゃ!とは思うのですが。。
みけるを失ってまだ日が浅いからなのかな?
パパも私も突然号泣してしまいます。。。
これからみけるのいない生活にも
少しずつ慣れていくのかなぁ〜。。?
今の私にはまだわかりません。。でも聞いていただけて、
ほんの少し、心が楽になったような気もします。
長い長いみけるのお話を最後まで聞いて(読んで)くださり、
本当に本当にありがとうございました。