今となっては先週のお話なんですが、1年にわたる休憩時間の果てに、ようやく見ることが出来ました✨
舞台で見たのがだいぶ昔だったので、忘れかけてはいたんですが、やっぱり最後らへんは感動しましたね。
もともとジュディ・ガーランド主演の『オズの魔法使』が大好きで、中学生や高校生くらいの頃は何度も観ていたので、あのシーンだなぁっていう懐かしさみたいなものもありましたね。
なので、『ウィキッド』に触れる前には、この映画も観ておくことをオススメしておきます。
ジュディ・ガーランド自身に興味がわいた人にオススメなのはこちらの映画。
あと、子どもの頃にたまたま見る機会があった『ジュディ・ガーランド物語』もなかなか印象に残っているんですよね。
あっちは観る機会が限られているのが惜しいなぁ~。
さて、『ウィキッド』の感想なんですが、もともとだいぶ昔に舞台で見てすごくハマった作品なので、フレッシュな感想というものはそんなにありません。
ただ、これは一緒に観た友達も言っていたんですが、動物たちの描写がCGになった分、舞台での役者さんが特殊メイクしている状態よりも、より心が痛みましたね。
映画で追加されたシーンもなかなか見ごたえがありました。迫力もあったし。
改めて観ると、みんな善人になり切れないんだなぁって思うところが多くてそこも好きでした。
あと、エルファバがちゃんと悪役しているところも好きなんだよね。ドロシーのイメージがふわっとしているところも好きです。映画だとあのドロシーだって分かるようになっていましたが、舞台だともっと存在感ないというかシルエットのみになっていて、そこがまた個人的には良い塩梅だなぁって思ったところでしたね。
ブリキ男がエルファバを恨むまでも気持ちは分かるんだよね。悲しいすれ違いの連続って感じで。
ライオンについては、自由を与えられたもののどう生きていけばいいか分からなくて困ってしまった末なのかな。あそこは動物園の動物を解放したとして…みたいなものを感じました。
エルファバも完璧じゃないんだよね。そこが妙にリアルで、好きだって思えたんだなぁっていう再発見の時間になりました。
この作品って、有名童話の裏話的な二次創作に興味を持つきっかけでもあったんですが、初めて舞台を観てからここ17、8年ほど、今のところは『ウィキッド』を超えるものには出会えていませんね。
『マレフィセント』あたりは発表当時かなり期待していたんだけどなぁ。『アナ雪』の成功があったばかりの時期だったしね。ただ、ちょっとディズニー側がお出ししたかったものと私が期待したものとはズレがあったみたいで…。
まあ、それはいいとして、舞台を実際に観た20歳くらいの頃と比べて、世界情勢と『ウィキッド』の原作が書かれた背景の関係などを知ったりもしたので、あの頃よりもずっと作品理解が深まった気がしました。
原作は湾岸戦争、ブロードウェイの舞台はイラク戦争、映画は一昨年と去年…そして日本では今…という時勢とこの作品の内容を比べると色々思う所もあるかもしれませんね。
観ている間、何度か涙ぐみそうになったシーンがあるんですが、それは内容への感動というよりも、世界への失望とか悲しみとか諦めとか無力感とか、でもそこから生まれた祈りみたいなものをじわっと感じたからかもしれません。
このあたりは、個人的にミュージカル『ヘアー』が刺さった時の感覚に近いかなぁ。
どうしてこんな世界になっちゃったんだろう。どうしたらいいんだろう。何か出来る事はあるかな。
映画見ている間は、現実のことと何度もリンクしちゃって、色々考えちゃいましたね。たぶんですが、アメリカでめちゃくちゃ評価されているのもそういう人が多いからなんじゃないかなって感じました。
それはそれとしてこの映画化で嬉しいなぁって思ったのは、『ウィキッド』を気軽に楽しめるようになったことです。
劇団四季のチケットってなかなか取れないみたいなんですが、地方の民はその上で遠征計画まで立てないといけませんからね…。
映画になったり、映像化されたりする有難さはここにある…。
てことで、後編もBlu-ray買っちゃおうかなって思っています。
こないだ金ローでやっていたので、観たって人も多いと思うんですが、刺さった人はぜひ字幕版も観てみてくださいませ。
原語版の歌詞と聞き比べるのもいいと思う。
個人的にはやっぱ「one short day」なんかは原語版の歌詞が好きだったりする。



