この土日は、ドバイWCデーもありましたが、まずは大阪杯から。

勝利したのはベラジオオペラでした。初のG1勝利。父はロードカナロアで、母のエアルーティーンは秋華賞馬エアメサイアの姪っ子です。

 

エアメサイアといえば、最近わたしがアメブロで触れたウマ娘のメインストーリー第二部1章の主人公ラインクラフトやシーザリオと同世代。ウマ娘にもしっかり登場していましたね。

作中でも語られていた通り、メサイアの母のエアデジャヴーはオークスで2着、桜花賞と秋華賞で3着でした。そして、その馬の母は、アイドリームドアドリームという米国産馬です。

二冠馬エアシャカールの母でもあり、繁殖で大成功している名牝なのですが、その名前はおそらく年代的にもレミゼラブルの劇中歌「夢破れて(原題:「I Dreamed a Dream」)」が由来と思われます。

10年ちょっと前の映画化でも有名になったミュージカルなのですが、この曲をコゼットの母ファンティーヌが歌うシーンは、あまりに辛くて心に沁みるというか、人生って何なんだろうって考えずにはいられないんですよね。(ちなみに私は、ちょうど10年くらい前に博多座で舞台版を見て号泣しました)

その影響もあってか、なかなか印象深い一族でもあります。

エアメサイアの子であるエアスピネルの活躍も、思えば10年も前のことなんですね。エアメサイアも、もうこの世にはいませんが、ラインクラフト世代のウマ娘実装で再注目している時に、こうして久しぶりに一族を思い出す活躍馬が出てくるのも感慨深いものがありますね。

 

ちなみに、私が応援していたスタニングローズやハヤヤッコは結果振るわず…。

残念ですが、次走で頑張って欲しいです。

 

さて、お次はドバイのお話。

今年のドバイはなかなか惜しい試合が多かったのですが、その中でわくわくしたのは、やっぱりUAEダービーでしょうか。サウジダービーに続いて、リアルスティール産駒のフォーエバーヤングが無敗の5連勝…!

リアルスティールはディープインパクト産駒なわけですが、全妹ラブズオンリユーの活躍でも知られるラブズオンリーミーの子というのも注目されているポイントですね。キズナを始めとしたディープ産駒の活躍で、ディープ×ストームキャットが強いって昔から言われていたんですが、この馬もそうですね。

でも、それだけじゃなくて、ミエスクの牝系っていうところが魅力なんですよねえ。

 

ミエスクはヌレイエフ産駒で、言わずと知れた米国の名牝。欧州のマイル戦を駆け抜けましたが、繁殖牝馬になったあともキングマンボを出したことで有名です。

キングマンボは、キングカメハメハやエルコンドルパサーが生まれていますからね。日本に欠かせない血なのですよね。んで、ラブズオンリーミーの母はそんなキングマンボの全妹にあたります。そこにストームキャットってことで、ザ・米国!!って感じの血統なんですよね。

 

そして、フォーエバーヤングの母であるフォエヴァーダーリングですが、秋古馬三冠のゼンノロブロイの姪っ子だったりします。

二頭の母であるローミンレイチェルが、米国に残してきた牝馬の子がフォエヴァーダーリングですね。ちなみに日本に来てすぐに生んだ子がストレイキャット。

オルフェーヴル産駒のロックディスタウンとか、なんか懐かしいですね。

 

ともあれ、このように、血統的にもなかなか味わい深いところもあるフォーエバーヤング。

馬主がサイゲの藤田晋さんってところや、デビューからずっと坂井瑠星騎手が乗り続けているところとかも注目ポイントなのですが、ダートの本場である米国に挑むみたいですし、今後の活躍も楽しみですね。