阪神JFがありましたね。

 

この時期になると、もう今年も終わるのかとちょっと寂しい気持ちになってきます。

夏にデビューした牝馬たちの最初の目標となるこのレース。

1番人気だったのは、ドイツのオークスを勝った名牝サロミナの仔であるサフィラ(父はハーツクライ)。

 

 

半姉には重賞を勝ったり好走したサラキア、サリエラ(どちらも父ディープインパクト)がいたり、全兄には朝日杯FSを勝利したり、クラシックではコントレイルの2着の経験もあるサリオスがいるエリート一族です。

 

それに続く2番人気は、京王杯2歳Sで牡馬相手に勝利をしたコラソンビート。

 

 

父はスワーヴリチャードで、母の父はオルフェーヴル。大叔母さん(祖母の半妹)にあたる馬が、香港ヴァーズなどを勝利したスクリーンヒーロー産駒のウインマリリンという血統でした。

個人的にはこの馬に結構期待を寄せていましたね。

 

しかし、勝利したのは彼女らに続く3番人気のアスコリピチェーノでした。

 

 

デビュー戦、新潟2歳Sと連勝し、休養明けで挑んだこの舞台。

もともとダイワメジャー産駒は早熟傾向があって、早くに完成度の高い馬が出てくるイメージはありますが、やっぱりこの馬もそうでしたね。

祖母のリッスンは現役時代にフィリーズマイルを勝った馬。日本で言うとちょうどこの阪神JFにあたりそうなレースです。近親もG1馬が複数いる海外のエリートですね。

時期的に恐らくディープの花嫁としてたくさん海外から名牝を連れてこられた頃に来たうちの一頭だったと思うのですが、産駒たちはG1でも好走するも勝つことは出来ないままでした。

そんな中でついにG1タイトルに届いたのがこの馬。まさかディープの血を一滴も持たないところから花開くとは分からないものですね。

 

ちなみに無敗での2歳女王はソダシ以来とのこと。

そしてさらに、今回の結果はレシステンシア以来のレースレコードだったようです。

そういえば、レシステンシアもダイワメジャー産駒でしたね。古馬になっても阪急杯やセントウルSでレコード勝ちをして、高松宮記念、スプリンターズS、香港スプリントなどでは惜しい2着だった馬で、早熟ながら決して早枯れではない良い馬でした。

レシステンシアが引退したのは今年の初めの事なので、その暮れに入れ替わりのようにG1タイトルを掴んだアスコリピチェーノにも、やっぱり期待を寄せてしまいますね。

 

敗北してしまったコラソンビートやサフィラも、大崩れするほどではなかったので、来年また期待しましょう。今回出走できなかったチェルヴィニアもね。

あと、今回のアスコリピチェーノにクビ差迫ったステレンボッシュですが……。

 

 

エピファネイア×母父ルーラーシップの成績安定ホースなのですが、曾祖母がウインドインハーヘアってことで、今回の走りに結構わくわくしちゃいました。

ルメール騎手との相性が良かったっていうのもあるかもですが、今後も応援したいなぁ。

 

ってことで、年末の空気強まる阪神JFの感想でした。

次は朝日杯FSのあとにでも日記を書きますね。ではでは🐴