ついに「じえねこ」少年は、フレンドリィショップの魅惑という呪縛から解き放たれる時が来たのだ。

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チャレンジ回数も十回目を越えて、はやくも精神が仏と化してきていた「じえねこ」とその仲間たちだったが、地道な経験値の積み重ねはレベルアップをもたらし、またそこに運の良さが加わることで、だんだんと生き残れる率が高くなってきたのである。

そして、ついに「みげる」少年のサンダースを倒し、でんどういりというもはや幻想なんじゃないかというゴールに辿り着いたのだった。

画像はピカチュウの「すえきち」だが、一番役に立ったのはラプラスの「いたでん」だったとは、後ろから刺されそうでとても言えない「じえねこ」少年の冒険は、こうして終わった。

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……かに見えたが、いやまだもう少しだけ続くのだ。

ハナダシティの北西にある洞窟にまだ向かっていない。そこには世にも珍しい経験値をくれる親切なポケモンが暮らしているという。

そのポケモンから経験値を貰わなければ、冒険を終える事なんて出来ない。

そんな想いを胸に、「じえねこ」少年はハナダシティへと向かうのだった。