キャプテンハーロックが認知症の徘徊老人になったのは、「家族狩り」というドラマでしたっけね。


いなくなった という第一報が入るや、ヒロインやら主人公やらが街中を駆けずり回って……

GPSを付けておけば…とも思いますが、充電のタイミングやらなんだりかんだり難しいのだそう。


高齢者対策…というのは、何も日本だけの専売特許ではなく、ここ中国でも。なにせ世界一人口が多いのですから。


一人っ子政策のとき、6つのポケットという言葉がありました。

小皇帝・小公主が生まれると、両親+父の祖父母+母の祖父母で6つのポケットから物心両面で惜しみなく注がれる愛。

それが年頃になり、6つのポケットを持つ小皇帝と6つのポケットを持つ小公主が結婚し、12人の老後の面倒を見ることになる。あな恐しや。


バスに乗ると、老人免費カーだの老人優待カーだの聞こえてきます。←広州市の戸籍を持っている人だけね。北京戸籍の夫は広州ではいただけません。

見ると、結構元気な人たちですよ~。


ほんとに優待される年齢のお年寄りは、車椅子だっり杖をついていたりで外出もままならない……


けども

微博を見ていると、行方不明で家族が探してますっていう記事が載ってるんですよね。

尋ね人……○○省○○県…


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どうか、私の代わりに家族に連絡してください。


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若干、プロパガンダを感じるのはしょうがない


で、幸せの黄色いハンカチではないのですが、こういうことには黄色が使われるのですね。イオンの黄色レシートとか

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この中に連絡先が入っているのだそうです。

助けてください。文言が上のとちょっと違いますけども中国語・英語併記



老人に限ったことじゃない……若年性痴呆もありますし。

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この黄色の目印をつけた徘徊者を見かけたら、困っていそうだったら、自分の携帯で連絡先に連絡してあげてねってことなんだそうな。



事故だったり、倒れていたりすると、巻き込まれるのを恐れて無視するけども、バスの中では当たり前のように席を譲る人たち……というか当たり前のように席を譲らせる老人がいるってことだけど……


まあ、自分で転んだのに、助けてくれた人を示して「この人に突き飛ばされた。病院に連れて行け。治療代を払え」という質の悪い老人がいるし、裁判で有罪になっちゃった中学生が実際にいるから関わりたくないのは十分理解できる。

最近では、「助けてください。私はあなたを訴えません」という表示をしている老人もいるとか。





ま、

それ以前に、私にはアナタの家族に状況を説明できる中国語力がありません。