リウマチという病気をご存じですか?
リウマチとは、免疫の異常によって手足の関節に痛みが起こり、次第に腫れや骨の変形をきたす病気です。
正常であればウイルスなどの外敵を攻撃するはずの免疫システムが、自分自身の関節(滑膜)を誤って攻撃してしまうことで慢性的な炎症を引き起こします。
主な特徴と症状
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初期症状: 朝起きたときに手がこわばって動かしにくい、関節が痛む
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進行時の症状: 関節の腫れ、熱感、軟骨や骨の破壊・変形
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影響が及ぶ部位: 主に手指や手首などの小さな関節から始まり、膝や肩など全身の関節に広がることがあります
そう、私も看護学校の時に、両手、左右対称、朝のこわばりっていう特徴を覚えた気がします。
ここまでは前置きとして、今回うちの母のエピソード。
私の母が、左足の親指の腫れと赤みと痛みを訴えたのは去年の暮れでした。
足の親指が痛いと言えば、思いつくのは痛風だったので、すぐにかかりつけの医師のところへ行きました。
しかし、血中の尿酸の値は正常でした。
そこで炎症が起きているのは確かでしたが、主治医も「なんだろうね。」って感じで原因がわからず、痛み止めで凌ぐしかありませんでした。
その後1、2カ月ほどしてから今度は逆側の右足の親指が赤く腫れて痛いというのです。
それで私はピンときました。
「左右対称・・・もしかしてリウマチじゃない?」
母は、予想だにしなかったリウマチというワードに恐怖を覚えたのか、
「いや~ちがうよ。」というばかりでしたが、歩けない日が出てくるにつれて不安が増してきて、最終的にとうとう痛みに耐えきれず、近くの整形外科を受診しました。よくある「○○整形外科」という看板のクリニックです。
そこでの問診で、
「とりあえず痛風の検査をしましょう。手じゃないからリウマチではないですよ。」
といわれました。
私は、手じゃないからリウマチじゃない?なんでそんな断言できるの?リウマチかもって思ってるんだから、とりあえずリウマチの血液検査してくれたらいいのに・・・
そう思いながらも、痛風の血液検査で母の痛みは痛風ではないことがわかりました。
さらに、
「痛いうちは何もできないから、痛くなくなったら来てください。」
と言われました。
痛みの原因が分からないのに『痛みがなくなったら来て』なんて無理な話だと思った私と母は、その整形外科は絶望的だと悟り、再度かかりつけ医に思い切って「リウマチかもしれないという不安があるので母に大きな病院のリウマチ科に紹介状を書いて欲しいです」とお願いし、紹介状を書いていただけることになりました。
それでみなさん、どうだったとおもいますか?
結果、母はリウマチでした。
母にリウマチの診断をしてくれた医師は、靴下を履いている母の足(母が言うには薬指の付け根付近)を押さえて、「これ痛いですか?」と聞き、母が「はい」と言っただけで、「リウマチですね」と言われました。
あとから調べた事ですが、その医師が瞬時に診抜いたのは、足の中足趾節関節(MTP関節)における「圧痛(Squeeze test / 握圧痛)」という、リウマチの非常に特徴的な身体所見だということでした。
関節の症状と合わせて、下記の血液検査の項目を調べることで総合的に診断されます。
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RF(リウマトイド因子): リウマチ患者さんの多くで陽性になる抗体です。
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抗CCP抗体: リウマチに非常に特異度が高く、早期発見にとても役立つ検査です。
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CRP / ESR(血沈): 体の中でどれくらい炎症が起きているか(炎症の強さ)を見る数値です。
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MMP-3:関節の滑膜でつくられる酵素で、関節破壊の進行具合や炎症の状態を反映します。
関節リウマチ治療における「アンカー・ドラッグ(治療の要・第一選択薬)」と呼ばれる最も重要な飲み薬です。
リウマチの治療はいかに早く開始するかでその人のその後の生活に大きく影響します。
私もいろんなリウマチの患者さんや入居者さんを見てきて、人差し指と親指がわずかにしか動かない方もいらっしゃいますし、膝が不自然に曲がって、何度も居室内で転倒されている方など関節の変形を来すと、生活の質が下がっていきます。
ところで母の知り合いにリウマチの方がいて、もうあらゆる箇所の関節が腫れて、それを隠すために長袖しか着れない方がいらっしゃいます。
その方も母よりも多くの病院をはしごして、最終的にリウマチという診断にたどりついたそうです。
どうですか?
「手じゃないからリウマチじゃないです。」が、いかに暴論だったかわかりますでしょうか。
リウマチ、膠原病、自己免疫疾患と言われる病気は、原因不明と片付けられることが多いです。
実は私もストレスを受けると自己免疫が暴走して、39℃近くまで熱が出たりすることがあって、今は自分の体としっかり相談しながら自分のペースではたらくことを身につけました。
関節の痛みで悩んでいる方は、一度リウマチを疑ってみて検査をしてみるのもいいかもしれません。
その際、よくある「○○整形外科」ではなく「○○整形・リウマチ科」と「リウマチ」と書かれている整形に必ず行くようにすると早期発見につながる可能性があるかもしれません。
また、リウマチは手からだけじゃないことをここで声を大にして言っておきたいと思いました。
関節の痛み、腫れ、赤み、朝が一番痛くて曲がらない・曲げにくい、両手または両足の同じ関節が痛い
これらの症状はとても怪しいです。