私は現在、高齢者の方が入居している施設で、看護師として服薬管理や体調が悪い人の状態チェックやケガなどの傷の手当、救急対応などをしています。

 

最近特に痛み止めについて恐怖を感じることがあったので経過を簡単にですが記事にしたいと思いました。

 

 

まず、湿布薬って見落としがちなんですけど、あれもじつは皮膚から吸収されるようにロキソプロフェン、ケトプロフェン、インドメタシンなどの痛み止め(消炎鎮痛成分)が配合されて、そこにスーッとするl-メントールやサリチル酸メチルなどの成分などが加わって、患部が気持ちよくなったり痛みが軽減する効果があります。

 

その湿布が気持ちいいからと全身にペタペタと貼っていた方がいらっしゃったんですね。

処方された時に「1日1枚患部に」っていう指示があったとは思うのですが、自己判断で貼られていた。

そして、吐血されました。

 

 

2つ目に、とにかく内服薬が毎食片手一杯分くらいあっていろんな病気を持っている方がいらっしゃいました。

その方が定期受診の時に肩の痛みを主治医に訴えられたんです。

それで、朝晩に定期薬として飲んでいた痛み止めにプラスで頓用の痛み止めが出たんです。

数日後、吐血されました。

 

 

3つ目は、高齢者の住宅でよく起こるのが転倒なんですが、転倒されて腰の骨を折られることって結構よくあるんですね。

若い方だと手をつくほうが先でしょうから手の骨折とかかもしれませんが、ご高齢の方だと横に倒れたらそのまま腰を打ったりします。

90歳を超えている高齢者の方が骨折した時、救急車で病院に運ばれて、そのままご逝去されることがたびたびあるんです。

それで職場の先輩と話していたんです。

 

「夕方まで喋ってて、晩御飯も食べていた人が急変する理由って、何かあったからでしょ。まだ手術もしてないんだから。」

「骨折してるってことは痛いってことですよね。」

「だからね、痛いから痛み止め使うでしょ、その痛み止めが怪しいって思うのよ。」

「あっ!!!」

 

これはあくまでも私たちの中での会話ですけどね。

私たちが施設で発熱された方に臨時で内服してもらう解熱鎮痛剤は必ずアセトアミノフェンなんです。

「カロナール」と聞くと「効かないでしょ」ってすぐ言われることあるんですけど、安全なんですよ。

 

けど、病院で受診したら「ロキソニン」を処方されるのが一般的だと思うんです。

じゃあそのロキソニンの重篤な副作用って何か知ってますか?

今あげたことがそのまま書かれてたりします。

添付文書の実際の記載内容

1. 吐血に関する記載
重大な副作用:消化性潰瘍、消化管出血(頻度不明) 消化性潰瘍、吐血、下血、血便等の消化管出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

2. 心不全に関する記載
重大な副作用:うっ血性心不全(頻度不明) うっ血性心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

 

より簡単に説明すると、

ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、痛みや炎症を抑える一方で、胃粘膜を保護する物質(プロスタグランジン)の合成も抑えてしまいます。そのため胃や十二指腸の粘膜が荒れやすく、重症化すると潰瘍ができて出血し、吐血や下血(黒いタール便)を引き起こすことがあります。

腎臓の血流を保つプロスタグランジンの生成も抑制されるため、体内から塩分や水分が排泄されにくくなり、血流の体積が増加します。その結果、心臓に負荷がかかることで「うっ血性心不全」を誘発・悪化させることがあります。

 

実はその先輩のご家族が心不全で入院してるんですが、絶対にロキソニンは使わないそうです。

担当医は普通に「心不全になるから」って言われたそうです。

 

 

私も生理前後の頭痛がひどくてロキソニンが手放せない方だったんですけど、自分の身の回りで起こる疑わざるを得ない出来事が続いて、実家にあった鎮痛剤で家族が使うものも全てアセトアミノフェン(カロナールとかタイレノール、パラセタモールって名まえのもあります)に変えました。

アセトアミノフェン(カロナール)効かないよって人は、主治医に相談して適量(処方量)を調整してもらうといいと思います。ちなみに私は1回1錠500㎎を飲んでいます。

 

そして実はうちの彼は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)アレルギーなので、間違って使わないようにする意味も込めてアセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬は全て破棄しました。

彼はロキソニン入りの湿布を手で触っただけで目が三日間腫れたりします。

 

鎮痛薬って普段の生活で気軽に使う分、見落としがちですがリスクが高い人やリスクが高くなる場合があったりするので、本当に注意したいと思いました。

こういう日々のことから感じる自分の本能を信じて、できる限り家族の安全も守っていきたいと思う今日この頃です。