挫折しかけた
洋書を読み始めてから、10冊を読み終えるまで買った本は教科書のように書き込みしてもいいルールを私なりに設定しています。それで、10冊読み終えるまでは(慣れるまでは)、書き込みできない図書館の本は借りないようにしていました。
でも、力試しにミステリーの女王といわれるAgatha Christie (アガサ・クリスティー)の本を読んでみたくて、中でも傑作とされる『And Then There Were None(そして誰もいなくなった)』を借りて読むことにしました。今の自分にとってどのくらい厳しいか試してみたかったんです![]()
いつも10代向けに平易な英語で書かれている、YA(ヤングアダルト)ジャンルを読んでいる私にとって、大人向けの洋書にたどり着くことが目標でもあります。
800ページくらいのハイファンタジーが読みたい!![]()
タイトル:And Then There Were None 『そして誰もいなくなった』
著者:Agatha Christie (アガサ・クリスティー)
10人の見知らぬ男女が「ユナ・オーウェン」という謎の人物から招待を受け、孤島にある邸宅に集まるところから始まります。各々が過去にある罪を犯しており、それが原因で招かれました。邸宅に着いた彼らは、「10人のインディアン人形」の童謡に基づいて次々と殺害されていきます。
図書館の本なので、線を引いたり書き込みはできないので精読せずにどんどん読み進めました。どうしても知りたい単語だけ、辞書で調べました。
どの洋書もそうだと思うのですが、メインキャラクターや周囲の人々の関係性、背景、ストーリーが目指す所が分かるまでが、洋書初心者にとって挫折しがちな最大の山場なのだと思います。とくにChapter1は、どうしても読む努力が必要です。読む体力というか、忍耐力というか、これは日本語の小説を読む際にも必要なものだと思います。
そして、この本はそれが本当にすごかった![]()
以前よんだHolly Jacksonの本が恋しくなるほど、悲鳴をあげたくなるほど辛かったです![]()
なぜなら、登場人物が最低でも10人、その10人すべての背景が語られながら物語が進んでいくからです。最初の数ページで投げ出そうと思ったんですけど、こらえて頑張りました。
とにかく筋道を拾っていくことに集中して、細かいことは気にしなかったです。
日本人に馴染みのない英語の名前ばかりで覚えられず、ざっと相関図を書いたりしながら読み進めました。
登場人物の名前が出てきたときに、少なくともそれが誰なのかをわかっていないと、戻って読み直したりしなければならず、その後のストーリに集中できないので、私はいつも洋書を読む時には、初めて登場する名前や地名は紙に書き出して、関係性なども簡単に書き込むようにしています。面倒でもそのほうが結果的には楽しめるからです。
10人もいると、誰に入れ込むわけでもなく物語が進んでいくので、名前を聞いて誰かわかる程度であれば、読む上で支障ありませんでした。物語の途中でも、会話のシーンなどで再びそれぞれの過去などの話が出てきたりして、その時には私の眠気もピークを迎えたりしてかなり苦行でしたが、何とか読み切りました![]()
ストーリーの感想としては、まあまあでした「 It was ok, not for me.」
(好きな方ごめんなさい
)
というのも、最後の最後まで犯人が誰かわからず、エピローグで明かされるという話のスタイルは、たくさん散らばった手掛かりが、後半にかけてどんどんつながって解き明かされるタイプの進行(まさにHolly Jacksonの本)が好きな私には、あまり合わなかったです。他のアガサ・クリスティー氏の本を知らないので、他のも読んでみたいとは思います。
洋書初心者的な感想は、初心者が最初に手を出す本ではないと思いました。ジャンルも人を選ぶと思いますが、挫折ポイントがたくさんあります。
まず、大人向けの本なので、登場人物の職業、年齢、家族構成、背景は様々です。その複雑な背景には複雑な英単語が付いてきますので、ずっと辞書を引いている状態になる可能性があります。
登場人物も10人と多く、それぞれが背景をもっているので、登場人物は多いものを選ぶと混乱する可能性があります、主人公が一人だけ決まっているような話の方が初心者には向いている気がしました。
1ページぎっしりわからない単語だらけだと、挫折必至です![]()
そんなわけで、今回背伸びして大人向けミステリーのつまみ食いをしに行ったわけですが、どの洋書にも出てくる基本的な英単語というのにまだ慣れていないので、大人向けに手を出すのは早そうだなと思いました。
洋書特有の、よく出てくる英単語さえマスターしていけば、自分の興味のある方へゆっくり舵を切りながら読める洋書の範囲が広がっていく気がしました。
例えば、よく出てくる単語の例だと、
scruffy ボサボサの
shrug 肩をすくめる
a sip 一口飲む
giggle くすくす笑う
abrupt 突然の
bald はげた、飾り気のない
clatter カタカタいう音
などです。本当によく出会います。
単語を覚えるには、やっぱり何度も出会って顔なじみのようになることが必要なので、やっぱり洋書10冊を最初の目標にしておくのは妥当な気がしました。
この本の物語はある島にあるモダンな洋館の中をメインに進行するので、メインの物語に入ってしまえば情景描写や会話は理解しやすかったです。
この、「登場人物のことがわかるまで」が洋書の肝であり難関なんだと思いました。ここをクリアできるレベルの洋書でないと、なかなか読み切るのは難しいのかなと思います。また、自分に合わない本の可能性もあるので、とりあえずどの本もChapter1だけはなんとしても読み切って、それでも波に乗れなかったらあっさり別の本に切り替えていくのも必要だと思っています。
ちなみに、洋書を読みながらだと、辞書は英英辞典のほうが私は好きです。
辞書を引いたときに英語で書いてあるほうがターゲットの単語を違う単語で言い換えてくれたような感覚になって、現実に戻らず、物語にはいったままでいれるような気がするんです。
とりあえず今回の本は、力だめしということで、目標の10冊の本の数には加えないでおこうと思っています![]()
結論
まだまだ修行が足りぬ![]()



