
森田剛が殺人犯の役だと…
これはきっと適役に違いないと思い観てみたけど
すごい、森田剛。
ジャニーズ事務所には時に優秀な演技者がいると風間俊介の演技を観て思うていたけど、
森田剛も大人になってすごい役者になりましたね。
衝動、焦燥、憔悴、
森田剛の『森田』役は、
こんな印象。
パート清掃員の岡田(濱田岳)
同じく清掃員で岡田の同僚のメレブ…ではなく安藤先輩(ムロツヨシ)
岡田の同級生の森田(森田剛)
安藤先輩か想いを寄せるユカ(佐津川愛美)
ユカと岡田は付き合うことになる。
この四人を主軸としたストーリー。
穏やかな日常から始まり、
森田の出現で物語は不穏な空気へ。
そこでタイトルバック。
このシーンはかっこよかった。
あ、今から事態は一変するんだって。
高校の時に壮絶なイジメを受けた森田は
主犯格の河島を殺害。
それに加担させたクラスメイトの和草を
大人になってもゆすり続ける。
色々あって森田は和草とその彼女殺害。
ユカのアパートの隣人も殺害。
道で見掛けたOLも殺害。
関係のない家の女性&家主を殺害。
そこに現れた警官も殺害。
そして安藤先輩を殺害未遂。
ついにユカと岡田を殺そうとするも、
警官が駆け付け森田は岡田を連れ逃走。
パトカーから逃げる森田だが、
その最中 道路に白い犬を連れたおじさんが。
森田はそれを避け電柱かなんかにぶつかり逃走終了。
ここで『あれ?』と思った。
これまでに何人も躊躇なく殺人を犯した森田。
なのにおじさんと白い犬を避けた。
瞬時の判断、とっさに避ける行為は
森田の性根を表しているのだと思った。
そして岡田の
『森田くん、なんでこんなことするの?昔は優しい人だったのに。』
この行為の理由は、
ラストに出てくる。
(以下ネタバレ注意)
回想シーンにて。
森田の実家で、岡田と森田は楽しそうにゲームをしてる。
庭には白い犬。
森田家で飼っていた犬だろう。
それは森田が逃走の時に避けた白い犬とそっくりだった。
あぁ、だからあのとき避けたのかと思った。
森田はもとから悪人だった訳じゃない。
壮絶なイジメを受けたことで人格が崩壊し、
作り上げてしまったんだ。
映画では森田は二重人格?と思う場面がちょいちょいある。
それは岡田と再開した時の会話で辻褄が合わなかったり、
逃走中の事故直後の
『あれ?岡田君来てくれたんだ。ゲーム返さなきゃ…。』
イジメをうけた森田が
心を守る為に他にも人格を作り上げていたのかもしれない。
そう思うと
なんとも言えない気分になった。
映画ラストの台詞で泣けた。
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『お母さーん、麦茶2つ持ってきてー!』
森田


