
探検家で作家のキャリアウーマンのエヴァは、そのキャリアの途中に子供を授かった。
その息子は、幼い頃から母親のエヴァにだけ反抗を繰り返し、なつかない。
成長するにつれ
エヴァへの反抗心はエスカレート。
そして悪魔のような息子ケヴィンは、最悪の事件を引き起こすのですが、
彼が本当に求めていたものは…。
って感じのストーリー。
とにかく息子ケヴィン役の
エズラ・ミラーが美しい。
かしこくて美しい、完璧な少年を見事に演じています。

そして母親役にティルダ・スウィントン。
私の中での三大美人。
グウィネス・パウトロー
ケイト・ブランシェット
ティルダ・スウィントン
のティルダ・スウィントンですね。
ナルニアの女王、ザ・ビーチのサル役でも出てます。
このティルダが、
華やかなキャリアウーマンから、
堕ちるとこまで墜ちた母親役を演じています。
母親と息子の間にある壁。
母親は息子を虐待する訳ではないし、
愛情を持って接しようとする。
けれど息子から見ると、
愛情を持って『接する』事と
愛情を持って『接しよう』としている事の違い。
ちゃんと分かっているのです。
それは息子が赤ちゃんの時から。
なんとなく違和感を残したまま成長するんじゃなく、
はっきりとした確信をもって。
息子は母親からの愛が欲しい。
母親は息子に愛情を持ったフリをする。
そんな生活をしていると、息子はどんな人間になるか…。
今にも爆発しそうな静かな炎の中でケヴィンは生きてる。
そう感じました。
けれどケヴィンが素直になれる時もある訳で、
体調を崩したケヴィンが嘔吐し、エヴァに
『ごめんなさい』
と言うシーンがあります。
エヴァは素直なケヴィンを嬉しく思い、
『いいのよ、気にしないで』と言います。
その後はエヴァに弓の話の絵本を読んでもらい、
ケヴィンは静かにその話を聞く。
ここで
ケヴィンは純粋に母の愛が欲しかった事が分かりました。
ラストの台詞は胸が苦しくなる。
ケヴィンとエヴァが1歩、近付いたシーンでもある。
『何故…あんな事をしたのか教えて』
エヴァ
『あの時は分かってるつもりだった。
だけど今は分からないよ…。』
ケヴィン
是非、観て欲しい映画です。