「相手がこうしてくれない」ことに傷ついているときは、
それを手放してみよう。
それを目指すと、いつまでたっても叶わなくて
執着になる。
「ここはガマンして譲るべきでしょう」とか
「ここはこうしてあげるべきでしょう」って
ずっと自分がやってたことを
そのまま相手にも期待して、
期待通りにしてもらえないと
自分基準で
「それはないでしょう」って怒る。責める。ガッカリする。
それって誰得？って話で。
自分もカリカリするし、
相手も押し付けられてイヤになるしね。
自分の基準では
「相手を大事にするとはこういうこと」
って決まってる。から、
相手がそうしないのは
「わたしを大事にしてないからだ」
っていう論理が出てくるわけだけど、
そもそも、
相手には、相手が信じている
「大事にするとはこういうこと」
がある。
たとえば鼻毛が出ちゃってる人に
「出てるよ」って言ってあげるのも優しさだし、
見てないフリをするのも優しさだよね。
「出てるよ」をそっと本人にだけ言うのも優しさだし
みんなの前でもいち早く教えてあげるのも優しさだ。
自分は見ないフリをされるとうれしい人が
みんなの前で指摘されたらめっちゃ恥ずかしい。
でも指摘してくれた人は、優しさで言ってくれたんだよね。
自分の「こうしてほしい」と
相手の「こうしてあげたい」が一致するとは限らない。
優しさにも愛情にも、
いろんな形がある。
人によって違う。
相手の「こうしてあげたい」を受け取ってみよう。
自分の「こうしてほしい」も伝えていこう。
相手の「こうしてほしい」も聞いてみよう。
「鼻毛を見つけたらマジックで2本書き足してほしい」なんて
わけのわからん「してほしい」を言われることがある。
わけわからんけど、やってみよう。
相手はめっちゃ喜ぶ。
なんでなの？意味わからん！てなるけども(笑)。
人の期待って、そんなふうに
自分じゃまったく理解できないもの
だったりするのです。
「こんなにやってるのに」
相手には何も響いてなかったり、
「こうしてほしいのに」
相手からまったくしてもらえなかったりするのは、
そういうことなのね。
で、「鼻毛が出てたら2本書き足してくれ」とかって言う
わけわからん人と一緒に楽しんでいくと、
自分の知らなかった世界を楽しめたりするものなのです。
そんな人が、もういるでしょう？
家にも、職場にも、実家にも(^^♪
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猪狩純一（ガリさん）
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