カウンセリングでスネの根っこが見つかるといつも、
「え!?あのスネがここにも、そこにも?え、あれもそうだったんですかー!?」
ってなる。で、口々に、
「なんでスネなんてものを握りしめて生きてきたんだろ?」
って聞かれる。

最初は親に対して芽生えた
「どうせ自分は愛されてない」から始まるスネ・被害者意識が、
やがて周囲の大事な人に向けられていく。

被害者でいることで愛を求める。
愛されるために弱い立場をとる。
どちらにしても、
「素のわたしは愛される価値がない」から始まる愛への飢え。

親に愛されなかったから
誰かにわたしを愛してほしくて、
親の役に立てなかったから
誰かにわたしが役に立つと言ってほしくて、相手を変えて訴え続ける。
「ねえ、わたしは愛する価値があると言って!」
「ねえ、わたしは役に立つと言って!」。

カウンセリングすると、みんな気づいてくれる。
本当は、愛されていたんだよ。
本当は、愛されているんだよ。
あなたを傷つけたその言葉は、
お父さん、お母さんの愛から始まっていたんだよ。

ところがこれが、
素の自分には価値がないと決めている間はまったく響かない。(イテテ!アイテテ!)
自分の価値は相手に認められることで高まるという錯覚に縛られて、相手にクレクレと求め続けて、スネは続いてきたんだね。


縁あってつながった人がいること自体が、自分の価値なのにね。


ただそこにいてくれる人がいる。
それが何より自分の価値だよね。

与えてくれないから、と
遠ざけてしまった人たちがいたね。
ただ自分に受け取る準備ができてなかっただけだったかもね。
スネをひっくり返したら、
そこに愛があったことに気づくね。

うれしいことも悲しいことも
そばで一緒に感じてくれる人がいる。
それ以上求める必要がない。
それ以上与える必要がない。
そのつながり自体が愛だよね。

認め合い、傷つけ合うこともできる、その縁を大事にしていく。
人と一緒に生きるのはそのためじゃないかな。
あなたのどんな感情もあってOKだよ。って言えること。
「あなたが好き」も「あなたが憎い」も伝え合えること。

不完全な親を受け入れて、
自分も不完全だと知り、
不完全な相手を受け入れて、
不完全なまま、それでも感情を伝え合えること。
それがどんなに大事なことかを知るための課題が、スネなんじゃないかな。








心屋認定心理カウンセラー
猪狩純一


◇カウンセリングのお申込み・お問い合わせは
kiiteyogarisan@gmail.comまで

カウンセリングメニューはこちら

◇心屋塾オープンカウンセリング登板予定
<茨城・水戸>5/7(土)14:00~16:00
<茨城・鹿嶋>5/21(土)15:30~17:30
<東京・北千住>6/15(水)15:30~17:30



幸せな眠りにいざなうよ♪