僕はずっと思ってたんだ。
祭りの日に羽目をはずして騒ぐことが、
生きる意味を感じる特別な日なんだと。
桜が咲いたら花見ができて、
花火の日には夜空を見上げて、
誕生日には主役になれて、
その日だけは何も考えず無礼講で、
言いたいことを言って、
やりたいことをやって、そして
次からまた沈黙の日々を耐えるんだと。
だからその日が待ち遠しくて仕方なかった
特別な日以外の日常が息苦しくて
仕方なかった。

年に数回じゃまったく足りない
「本音を伝えていい日」、
「愛されてもいい日」、
「心から楽しんでいい日」…

足りない足りないとモガキ続けて
ズブズブと沈んだとき、
半年間動けないうつの日々を過ごして。
その後の14年間を
心のリハビリと改革に費やして、
今やっとわかったことがある。


日常が、幸せなんだと。
今生きている。
伝えようと思えば伝えることができる。
楽しもうと思うだけで楽しむことができる
花を見たい時に見て、
夜空を見上げたい時に見上げて、
毎日を主役で過ごす。
特別な日なんて待つ必要がない。
誰かの許可なんて気にする必要がない。
愛すべき人を、探す必要はない。
今、目の前にいる人だ。

母が、父が、祖母が祖父が
弟が妹が旦那が彼女が
息子が上司が街ゆく人が
どれほど愛すべき存在なのかは、
どれほど愛してくれる存在なのかは、
自分が決める覚悟次第だよ。



「あと3日で隕石が地球に衝突します。」
って日に、目の前の相手のイヤなところ
ダメなところ、してくれないこと、
かけてくれない言葉を
裁判にかけたいと思いますか?

多少デキの悪いかもしれない相手に、
またはデキが良すぎ君を相手に、
「そんなことしてないで、こうしてよ!」
「こうしなさい、じゃないとダメだよ!」
って言いますか?

3日後に地球滅亡、そんな日が来たら、

相手がしてくれたことを
今一緒に生きてることを
あと3日一緒に生きられることに
ありがとう♪って
伝えたいと思いませんか?
残された時間を、何も後悔することなく
伝え合って過ごしたいと、思いませんか?

したいのであれば
言い合いになってケンカすることさえ、
本音を伝え合えた喜びに
変わるんじゃないですか?

悔いのない人生を生きると決めたとき、
祭りの日までガマンして
時の過ぎるのを待ったり、
誰か自分のことをわかってくれる人を!
どこかに探しに行ったりするんですか?
まず目の前の人に、
その覚悟、伝えませんか?

あなたがその覚悟を持ったとき、
ガマンやイジケやスネが
ボロボロと崩れ落ちて、
愛がなだれ込んで来ます。




“毎日がスペシャル”は、何も
竹内まりや&山下達郎夫妻の
ためだけにある歌じゃないんです。
“サラダ記念日”は何も俵万智さんの
恋だけの話ではないのです。
例えが古いか…(笑)

上の2つ、今までは
「そんな風に考えられたらいいよな~」
だったんですが、今では、
「おう、そうそう!
やっと気づいたか~(ぢんさん風に)」
と言えるようになりました。


言いたかったのは
特別もスペシャルも要らないってこと
だったんですが、
「日常を幸せに生きる」って覚悟すると、
毎日が特別になるのは本当です。




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今日もめちゃ幸せだ~!明日も幸せに決まってる~!

心屋認定心理カウンセラー
猪狩純一(ガリさん)