遠方への打ち合わせの帰り、
この夏人気だった大きなひまわり畑に
立ち寄りました。

いやもう秋ですよ、
ひまわりのシーズンは終わりですよ、
しかも今日は曇りですよ、
とも思ったのですが、
相方の「せっかくだから」にのっかって、
車を回しました。

行ってみると思ったより花が咲いていて、
ホッ♪としたのですが、

「ひまわりは太陽を追いかける」
というイメージがあったのに、

あれ?あれあれ?

みんな、下を向いてます…



もう午後の3時だというのに、
朝日を待つかのように東を向いて
うなだれてました。

見てたらなんか、
みんながショボーンとしてるようで
せつなくなりまして、

なんとか、なんとか
上を向いて凛と咲いている花を!
探してました。

ブログにのせるためにも、
元気いっっぱいのひまわりを探す!
下向いてるひまわりなんて、
誰も喜ばないし!

てなことをつぶやいたところ、
相方は
「ここしばらく太陽出てなかったし、
今も曇りだからですよ」と
まったく気にもとめない様子。

「え~、このひまわりを見て、
せつなく感じないなんて、あり?」
なんて思ったのですが、

あれ?待てよ?同じひまわりを見て、
「せつない、見たくない」と思った僕と、
「いたって自然、今日はたまたま」と思った相方、
この感じ方の違いはなんだ?
という疑問が…

あ~、これは!
まさに、出来事をどう受け止めるか、
というビリーフ(思いこみ)の違い!
見る人それぞれのものの見方で、
同じものを見ても得る感情がまったく違う!

を、
何度でも、の再発見!でした。
今回は対象が人や絵じゃなくて風景
ですから、
向こうからどう見てほしいアピールは一切なくて、
見る人が見たまんまじゃないですか…

これは… 変えたい…
下を向いたひまわり→せつないと感じる
自分のビリーフを!

そうしたら、思い出したんですよ、
夏の終わりの小学校の帰り道、
日を追うごとに
ひまわりがだんだんと頭を垂れていって、
花びらが全部落ちて、
真下を向いて枯れきった、
ひまわりのもう花とは言えない花の中に、
ギッシリと詰まっていた種のことを。

「あ~これは、ショボーンとしてるんじゃない、
種がだんだんと重みを増しているんだ、
終わりのようで実は、来年また
花を咲かせるための準備なんだ」
と思えてきました。

多分ね、自分の若さ、いつまであるんだ?
っていう怖さなんかもあったと思うんです。
でもね、今日の昼間、
リンゴ園で会った60歳くらいの先輩が、
おじいちゃんのように優しくて
かつ少年のようにイタズラっぽい目で、
僕の要望をできるだけ受け止めようと
笑顔で話を聞いてくれたのも思い出したんです。

毎日を楽しんでたら、
歳をとることがけっこう面白いぜ
って言えるようになって、
若い連中が、
やりたいようにやってもいいと思えるような
見本になれたら、

振り向けばそっと、
あたたかく見守っている
そんな先輩になれたら、

(ていうか、もうなってるしー!)

身体は古くなっても、
ま、いっか!
しゃーないしゃーない!




こちらのブログに勇気をいただきました。
「大人のひまわり」は、東を向いて咲く!





心屋マスターコース35期受講中
日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー