JA直売所の軒先にツバメの巣が出来ていて、
ヒナたちが親鳥からエサをもらうのを見ていました。

写真を撮ろうと身構えていると
親鳥は警戒してなかなか近づいて来ないのですが、
突然ヒナたちがピューピュー!と一斉に騒ぎ出すと、
サッと一瞬でやって来てエサをやって去っていきました。

親鳥は目に見えないし風を切る音も聞こえないのに、
ヒナたちが鳴きだすと親鳥が現れて口移しするのが、
神秘的でさえありました。


口にくわえて運んできたのはトンボ1匹とかで、
それをヒナの中の1羽が総取りしてほぼ丸呑みしてました。

エサをもらったヒナは黙々と必死に食べて、
他の子たちは「かあちゃん、ボクにもちょうだーい!」
と騒ぐわけですが、親鳥が一瞬でまたエサを探しに飛び立つと、
子どもたちは静まり返ってお行儀よく待っています。


最初僕は親鳥の愛情はどこから来るのかな~?って想像してました。
DNAに刻まれた子孫繁栄のプログラムで、
親鳥の脳内には快を得る電気信号が流れてるだけだ
と解釈してもいいのですが、親心ってものも存在すると思いたい。

でね、次にヒナたちに感情移入したら、急に目頭が熱くなってしまって…

みんな、親からの愛情をもらうために命がけで鳴いてるんですよ。

「かあさあん、ボクが一番おなかへってるんだよ!ボクを見て!
次のエサは絶対ボクにちょうだい!ほら、いい子にして待ってたよ!」と。

もし親に対して「おまえなんか嫌いだ~クソオヤ!」とか
「ボク、後でちょっともらえればいいんだ、かあさん気にしないで」
とか言ってたら、確実に死んじゃうじゃないですか。

そんな、親に必死で求愛する姿を見て、僕はもう記憶にない、
生まれたときの自分を思い出したような錯覚を感じました。
親から受けた命を輝かせるために、懸命に泣いたはずの。

でもいつからか、親とか先生とか上司とかに嫌われたら
ご飯食べられないと思って、そりゃ~いい子をしてきました。(笑)




もう、感じるままに生きてこっと!




心屋認定講師を目指すマスターコース35期受講中
日本メンタルヘルス協会基礎カウンセラー